SF9のメンバーで俳優としても活躍するチャニが、長年の縁があった故キム・セロンを追悼した。
2月21日、チャニは自身のSNSにキム・セロンとの思い出が詰まった写真を投稿した。
写真には、かつて子役として活動していたチャニとキム・セロンの姿が収められている。2人はドラマ『私の心が聞こえる?』『女王の教室』『天上の花園』など、複数の作品で共演している。
同じ2000年生まれである2人は、写真の中で明るく笑いながらカメラに向かってポーズを取っており、当時の和やかな関係性が伝わってくる。
今回の投稿でチャニは、特にコメントを添えず、キム・セロンとの写真のほかに何も描かれていない白紙の画像を一緒に掲載した。
この「白紙」の意図について、ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交っている。SNSでは「チャニの白紙投稿が切ない」「彼なりの思いを込めたのだろう」など、さまざまな反応が寄せられている。
キム・セロンさんは2月16日16時54分頃、ソウル市城東区杏堂洞(ヘンダンドン)の自宅で死亡しているのが発見された。享年24歳。 発見者は、事前にキム・セロンと会う約束をしていた友人で、訪問した際に異変を察知し、警察に通報したという。外部からの侵入の痕跡など、犯罪容疑は確認されなかった。
なおキム・セロンさんは2022年5月、飲酒運転事故を起こし、活動を中断。昨年4月には演劇『トンチミ』を通じて復帰を目指したが、最終的に実現には至らなかった。2021年に放送された『ドラマスペシャル2021-彼女たち』以降、約3年ぶりの演技復帰となるはずだったが、飲酒運転への厳しい世論を受け、復帰を断念したとされる。
昨年末には、芸名を「キム・アイム」に改名するなど、カフェ開業と芸能界復帰を行っていたと伝えられた。
ソウル峨山(アサン)病院に設けられた葬儀所には、ウォンビン、ハン・ソヒ、キム・ボラ、AKMUなどの知人たちが弔問し、哀悼の意を表した。
【相談窓口】
一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)
TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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