24歳でこの世を去った元天才子役キム・セロンさん…ファンが怒りの追悼声明「限界を超えた非難と無視」

2025年02月17日 話題

映画『アジョシ』に出演した“天才子役”で知られた女優キム・セロンさんの悲報に、ファンが追悼声明文を発表した。

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2月17日、韓国のオンラインコミュニティ「女子芸能人ギャラリー」では、「キム・セロンが私たちのそばを離れたという悲痛なニュースに接し、深い悲しみと切なさを禁じえない。私たちはキム・セロンを愛し、応援してきたファンとして彼女の冥福を祈り、最後の道をともにしようと思う」という追悼声明文が公開された。

キム・セロンさんは前日の16日16時54分頃、ソウル城東区(ソンドング)の自宅で亡くなった状態で発見された。24歳だった。

発見者はキム・セロンさんと会う約束をしていた友人で、自宅を訪問した際に異変を察知し、警察に通報したという。現在は亡くなった経緯などに関する捜査が進められているが、警察によると、外部から侵入した形跡など、犯罪が疑われる点は発見されていない。

「女子芸能人ギャラリー」は「キム・セロンは幼い頃から演技に対する格別な情熱と才能を見せ、スクリーンの中で輝く存在だった。だが、彼女が歩んできた道は決して平坦ではなかった」とし、キム・セロンさんが2022年5月に飲酒運転事故で物議を醸したことに言及。

「彼女は自身の過ちを認めて反省し、再び立ち上がるために努力した。しかし、その過程で彼女が耐えなければならなかった非難と無視は、人間的限界を超えるものだった。彼女が犯した過ちに比べて、過度に苛酷な大衆の物差しと冷遇の中でも耐えてきた」と伝えた。

また、「芸能人だけに厳格な物差しを突きつける二重的現実に深い疑問を抱かざるを得ない。このような残念なことが繰り返されないように、社会的省察が必要だ。今回のことをきっかけに、韓国社会がより暖かい視線ですべての人を眺める契機になることを願う」と訴えていた。

キム・セロンさん
(写真提供=OSEN)キム・セロンさん

なお、2001年に雑誌の赤ちゃんモデルでデビューしたキム・セロンさんは、2009年の映画『冬の小鳥』で子役デビューを果たすと、俳優ウォンビンらと共演した2010年の映画『アジョシ』を通じて自身の名を広めた。

その後も『隣人-The Neighbors-』『悪魔は闇に蠢く』『私の少女』『雪道』『守護教師』などの映画、『お母さんが何だって』『女王の教室』『ラブオン・ハイスクール』『魔女宝鑑 ~ホジュン、若き日の恋~』『優秀巫女カ・ドゥシム』などのドラマに出演した。

ただ2022年5月、ソウル江南区(カンナムグ)鶴洞(ハクドン)の交差点付近で飲酒状態のまま自身の車を運転し、ガードレールや街路樹などに衝突する事故を起こした。幸いにも負傷者など人命被害はなかったが、事故現場付近にあった商店街の変圧器が損傷したことで、周辺の店舗が一時的に営業不可能となる被害を起こした。

だが、キム・セロンさんは事故当時、現場での飲酒測定を拒否。代わりに採血を要求したが、結果として免許取り消しレベルの0.08%を大幅に上回る0.2%台の血中アルコール濃度が検出され、飲酒運転の容疑で立件された。併せて事故後未措置の容疑で送検され、裁判では罰金2000万ウォン(日本円=約220万円)を言い渡されていた。

この飲酒運転事故のため芸能活動を自粛したキム・セロンさんは、昨年4月に演劇『トンチミ』を通じて活動再開を試みたが、健康上の理由で降板していた。キム・セロンさんの遺作は、今年上半期に韓国で公開予定の映画『ギターマン』となる。

【相談窓口】

一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)

TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで

◇キム・セロン プロフィール

2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。

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