「ハイヒールを履いて演技するのは思ったより難しくなかった」
Netflixでも配信されたJTBCドラマ『家いっぱいの愛』の放送が終了したなか、作中でピョン・ムジンを演じた俳優チ・ジニはこのように話した。
ピョン・ムジンは、過去数回の事業失敗で借金取りに苦しめられ、クム・エヨン(演者キム・ジス)、ピョン・ミレ(演者ソン・ナウン)から追い出された末、粘り強くお金を稼ぎ、金持ちとして戻ってくる人物だ。
家族に呆れられたビョン・ムジンはタイに向かい、靴の販売業に従事することになる。その途中で彼はハイヒールを履いて顧客に対応する。
ピョン・ムジンは、「自分はここにいるが、いない。身体はここにあるが魂はない」という呪文を唱えたり、ハイヒールを履いてモデル顔負けの完璧なウォーキングを披露したりした。『家いっぱいの愛』で笑える要素だ。
チ・ジニはこれまで、大統領役として権威ある姿から軍人としての厳かな姿まで、多様な人物を完璧に演じた。特に、“メロドラマの達人”というあだ名を得るほど、ロマンスでも卓越した演技を披露した。そんななか、今回は完全に新しい姿で登場して視聴者に新鮮な衝撃を与えた。
チ・ジニはインタビューで「新しい挑戦をすることへの恐れはない。ハイヒールを履いて演技をするのは思ったより難しくなかったし、むしろキャラクターにさらに没頭することができた」と明らかにした。
続いて、「実際に履いてみると、身体をまっすぐにして立たないとバランスを崩してしまう。それでも代役なしで演じた。私の足首がきれいでなければ代役を使ったかもしれないが、あれは私の足首だった」と語った。
さらに、「赤いハイヒールはヒールが高くて、足を巻く薄いひももあったが悪くなかった。 反応も見てみたが、大半がポジティブな反応だった」と付け加えた。
実際、「ハイヒールがとてもよく似合う」「足首が本当にきれいだ」「歩くのが簡単ではないはずなのに姿勢が完璧だ」という反応が殺到した。チ・ジニも案外ヒールが似合うと思っているようだ。
チ・ジニは、「このような部分はとても重要であるわけではないが、ささやかな楽しさを与えることができるところだ。今まで見せてこなかった姿なので、ファンの方々も楽しく見てくださった」と話した。
さらに、「反応はすべて読んでいる。反応を見ながら力をたくさんもらう。今回も大きな力になった。俳優は皆さんが窮地に追いやっていないからこそ、残っている職業だと思う。今後もさまざまなキャラクターに挑戦しながら良い姿をたくさんお見せしたい」と締めくくった。
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