韓国プロバスケットボール選手ホ・ウンの元恋人A氏が送検された。
8月16日、ソウル江南(カンナム)警察署はA氏を恐喝・恐喝未遂の容疑で送検したと発表。A氏はホ・ウンと交際していた期間、2度の妊娠・中絶手術を経験したと主張している。
しかし、これを巡って双方は相反する話と被害を主張しており、鋭く対立している。
先立ってホ・ウン側は今年6月、ソウル江南警察署に恐喝未遂、脅迫、ストーキング処罰法違反などの疑惑でA氏を告訴。ホ・ウン側の法律代理人は、A氏が3年間、ホ・ウンの私生活をマスコミやSNS、所属チームなどを通じて暴露すると脅迫したとし、3億ウォン(約3300万円)を要求してきたと主張した。
そして、合意の上での“性関係”で妊娠した点、ホ・ウンは責任を負うという意思を明らかにし、中絶手術を強要しなかった点などを強調。また、A氏が中絶手術をして示談金をくれと要求し、脅迫の強度が強くなったとも主張した。
そんななか、ホ・ウンは7月にYouTubeチャンネル「カラキュラメディア」に出演し、A氏の恐喝未遂による被害を告白したこともあった。
一方のA氏側はホ・ウンの主張を強く否定。2度の妊娠はA氏が望まない行為が強制的に行われ、風俗店店員ではないかと噂が流れたことについて、ホ・ウン側のデマ流布による二次加害の被害を訴えた。
その後、A氏側はホ・ウンを“強かん”傷害の疑いで告訴した。A氏側のノ・ジョンオン弁護士はホ・ウンの容疑について、「2021年5月13日から14日にかけて、ソウル所在のホテル居酒屋で酒を飲んでいる途中、口論になった。その後、同ホテル1階の喫煙区域に移動し口論をしていたところ、185cmと長身のホ・ウンが激怒して160cmほどの元恋人A氏に暴行し、歯を傷つけた。周囲の視線が集中すると、A氏の手を握ってホテルの部屋に連れて行き、望まない性関係で強制的に妊娠させた」と説明した。
また、「本事案は、先のホ・ウン氏側の恐喝未遂告訴事実(告訴状に摘示された2021年5月29日から31日まで3億ウォンを要求したという告訴事実)と密接な関係を持つ事案で、結婚はゆっくり考えてみても、子どもは産めなどの言動をしたホ・ウンに失望し、怒ったA氏が腹立ちまぎれに言った言葉なのか、あるいは3億ウォンを受け取る意思で計画的な恐喝行為があったのかに関する判断と密接な関連がある」と明らかにした。このほかにもA氏側はホ・ウンがデマを流布したとし、情報提供者B氏に対する告訴状もホ・ウンの件とともに出した。同事案はソウル水西(スソ)警察署が捜査中だ。
なお、江南警察署はA氏と知人の麻薬類投薬容疑も捜査してほしいというホ・ウン側の告訴に関しては容疑がないと見て、不送致する方針だという。
(記事提供=OSEN)
◇ホ・ウン プロフィール
1993年8月5日生まれ。185cm、82kgのプロバスケットボール選手。2014年に原州DBプロミに入団してプロ生活を開始。以降、韓国プロバスケのオールスター投票を総なめにするほど、リーグ最高の人気選手へと成長。2023-24シーズンは、釜山KCCイージス(2022年に移籍)のガードとしてチームの優勝に貢献し、MVPまで受賞した。スポーツタレントとしても活動。父親は選手や監督を務め“バスケ大統領”の異名を持つホ・ジェ、弟のホ・フンもプロバスケ選手。
■妊娠させた女性をメール一通で捨てた“主婦たちの皇太子”と呼ばれる韓国俳優
前へ
次へ