“NewJeansの母親”に「セクハラ申告を隠蔽された」と主張する元ADOR社員、再び反論。事態はドロ沼化へ

2024年08月15日 話題

“NewJeansの母親”と呼ばれるミン・ヒジン代表が率いるレーベル「ADOR」で、社内でのセクハラや職場内でのいじめなどを申告して退社したAさんが、再び立場を発表した。

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Aさんは8月14日、自身のSNSアカウントに「ミン・ヒジン代表の相次ぐ偽りの主張と新しい名誉毀損にあふれた立場文で、継続的なN次加害が続いていることに心から怒りを覚えるADOR前職員のAだ」と、自らを紹介した。

続けて「私が話した代表としての中立違反、私に対する暴言や欺瞞については一切言及せず、選択的な弁明や低成果、年俸減額など私が予想した通りの主張で事件の本質を隠し、論点を曇らせる姿は予想通りだった。私が文末に書いた3つの論点について正確に説明し、訂正し、謝罪してほしい」と明らかにした。

Aさんはミン・ヒジン代表が8月13日に発表したA4用紙18枚に達する長い釈明文の中で、▲事件が嫌疑なしで終結し本人は偏向的ではなかったという主張、▲セクハラなど職場内のいじめ申告が虚偽という主張、▲年俸の公開および40%減給、▲業務能力および収拾終了時点での評価結果など、4項目に反論した。

ミン・ヒジン代表
(写真提供=OSEN)ミン・ヒジン代表

「嘘の訂正と公開的な謝罪を」

Aさんは「社内でのいじめやセクハラ事件の調査、および処理義務と責任は、私が勤めたADORの代表取締役であるミン・ヒジン代表にある」とし、「最終懲戒をするのは法的にも、そして手続き上でも代表本人だ。したがって法的に代表取締役として、中立と仲裁はもともと最初から法的に行うべきことだった。それがまさに高額年俸を受け取る代表取締役にいながら、やらなければならないこと」と指摘した。

続けて「役員B氏が“嫌疑なし”が出るようにするために前後に努力された点と、最終意思決定者として加害者に対する“警告”さえ断った偏向的な行動について言及し、解明してほしい」と要求した。

セクハラおよび社内いじめの申告が「虚偽」というミン・ヒジン代表の主張にも反論した。

Aさんは「7件の職場内いじめの申告、1件のセクハラ申告は、すべて十分な根拠と共に申告した。セクハラ申告に関して、すでに役員B氏はミン代表とのカカオトークで誤りを認めて謝罪した。私の申告には、いかなる虚偽事実もない」と強調した。

ADORの親会社であるHYBE側がAさんの事件を再調査する予定で、Aさんは追加の申告11件と証拠資料の伝達を終えたとし、「HYBEだけでなく外部機関の助けを受けて調査する」と知らせた。

ミン・ヒジン代表が前回の立場文でAさんの年俸を公開し、力量不足と低調な業務評価などを理由に40%の年俸削減をすることになったと明かしたことに関しても、一つひとつ反論した。

ミン・ヒジン代表
(写真提供=OSEN)ミン・ヒジン代表

Aさんは「職員の年俸を公開することと、任意に40%の減給をすること、その理由を私の同意もなしに公開することは、すべて不法行為だ。3年前にすでにインセンティブを除いてもADORで受け取った年俸以上を受け取り、他の会社でも同じ年俸水準で転職の提案を受けてきた」と述べた。

また、「適法な懲戒手続きもなしに、事前告知もなしに職員の年俸を任意に削減することは不法だ。甚だしくは、懲戒を経て減給をするときにも法に定められた限度がある。常識的にも40%という、ほぼ半分を削る年俸削減は自ら退社しろという意味」と指摘した。

業務能力が不足して継続的な採用が難しかったというミン・ヒジン代表の主張について、Aさんは「私の6カ月の評価には計5人が参加し、わずか1カ月だけ一緒に仕事をした役員を除けば、すべて“積極的推薦”と“推薦”と最終評価した。役員の方は一人で“推薦しない”という最も悪い評価を与えた。なぜ文書で明らかに残っている内容を歪曲するのかわからない」と明らかにした。

さらにAさんは「普段、ミン・ヒジン代表はほとんど家で勤めて会社に出勤した事実がなく、それでミン代表の直属スタッフをしていながらも、ミン代表の顔を見たのは在職期間中に3、4回に過ぎなかった」とし、「職員が仕事する現場の雰囲気と状況には関心もなく、出勤もしない代表が、職員一人ひとりの業務力量を公正で忠実に評価できるだろうか。決してそうではない」と一蹴した。

Aさんはミン・ヒジン代表に対して、職場内いじめの隠蔽、嘘とつぎはぎを通じた大衆の欺瞞、同意しないメッセンジャーの公開と意図的な編集を通じた名誉毀損という点を明確に指摘した。さらにセクハラ関連の調査をしていたところ、過度な悪口と関連した事実関係の明示、調査過程で中立的でない態度、メッセンジャー公開当時の謝罪や了解を求めなかった点に答えるよう促した。

Aさんは「私が望んでいたのは虚偽の訂正と公開謝罪だ」と述べ、「私のような力のない社員が不当な指摘を受けても、悔しい思いを一言も言えず、ただ頭を下げて何十回、何百回と“申し訳ありません”という、その簡単な謝罪の一言さえもできない。今後は法廷と労働庁でお会いしましょう」と予告した。

さらにミン・ヒジン代表に対して「恥を知っているならば、大衆を相手に講演の講師として出ることは控えていただきたい」と伝えた。

先立って、ミン・ヒジン代表が社内でセクハラ報告があった際、加害者とされた幹部側に立ち、対応の方向を示したうえで、むしろ被害者であるAさんに露骨な暴言を吐いたという内容のカカオトークのやり取りが公開された。

これに対してミン・ヒジン代表は、法律代理人である法務法人セジョンを通じて「双方の意見をバランスよく聴取したし、対立を調整しようと努め、注意と警告を通じて今後同様の問題が再発しないようにする役割を忠実に果たした。HRプロセスの改善、透明性の向上など、より良い制度運営のための提案をHYBEに行った」と説明した。

さらにミン・ヒジン代表は、自身のインスタグラムストーリーに2人のやり取りを公開し、積極的に弁明に乗り出した。ミン代表は「次第に本質から離れ、奇怪な争いに変質していくのは奇妙だ。いったい何の権利でこのような悪行を行っているのか」と反問した。

しかし被害を主張するAさんがこれに対して逐一反論したことで、波紋はさらに広がる見通しだ。

なおミン・ヒジン代表は、来る9月27日に開催される「2024現代カード ダ・ヴィンチモーテル」の初日に講演者として登壇する予定。「ダ・ヴィンチモーテル」はトーク、パフォーマンス、展示、バスキングなど様々なプログラムを通じて、芸術、学問、経営、技術など各分野のアイコンと出会える現代カードの文化融合イベントだ。ミン・ヒジン代表の出演は大きな話題を呼んでいる。

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