韓国の“ゴルフ女帝”ことパク・インビ(36)が、国際オリンピック委員会(IOC)選手委員選挙で落選した。
IOCは8月8日(日本時間)、フランス・パリのパレ・デ・コングレ・ド・パリにあるパリ五輪メインプレスセンターで選手委員選挙の投票結果を発表した。
計29人の選手が候補に名を連ねた選挙の結果、アメリカの元女子陸上短距離選手アリソン・フェリックス(38)、ドイツの元女子体操選手キム・ブイ(35)、オーストラリアの女子カヌー選手ジェシカ・フォックス(30)、ニュージーランドの男子テニス選手マーカス・ダニエル(33)の4人がIOC選手委員に当選した。
1位から3位まで全員が女子選手だった。パク・インビは同日の発表現場に参加しなかった。
パク・インビは去る7月18日、五輪選手村の公式開村とともに選挙遊説を始め、今月7日に選挙運動を終えた。同期間、今回の五輪に出場した選手は、IOCの新たな選手委員4人を選んだ。
大韓体育会の候補選定とIOCの最終検証を経て、昨年11月にIOC選手委員選挙へ出馬する最終候補となったパク・インビ。2016年リオ五輪・ゴルフ女子金メダリストでもある彼女は、約20日の選挙期間に選手村や各地の競技場などを回り、積極的な選挙運動に邁進した。
パク・インビは2008~2016年にIOC選手委員を務めた元男子テコンドー選手のムン・デソン(47)、今年で任期が終了する元男子卓球選手のユ・スンミン(42)に続き、韓国人3人目の選手委員に挑戦したが、惜しくも落選した。
韓国は現在、大韓体育会のイ・ギフン会長、国際スケート連盟のキム・ジェヨル会長、ユ・スンミンと3人のIOC委員を保有している。
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