大きな議論となっている「乳がん認識向上キャンペーン」に出席したものの、早々に現場を離れたスターが今になって話題を集めている。
10月15日、ソウル・鍾路(ジョンロ)区のフォーシーズンズ・ホテル・ソウルでは、ファッション雑誌『W Korea』による第20回乳がん認識向上キャンペーン慈善フォトイベントが開催された。
ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などで知られる女優パク・ウンビンもイベントに出席したが、彼女はイベント直後にSNSライブ配信を行いファンと交流した。
そのなかで彼女は笑いながら「今、イベントが終わって急いで家に帰っているところ」と話し、「こういうイベントは久しぶりどころか、ほとんど初めてだと思う。いい経験だった」と親指を立てて見せた。
そして「無事に終えて帰るね。ふう」と安堵の様子を見せ、注目を集めた。
当初、この映像はパク・ウンビンの愛らしい姿としてファンの間で話題になった。しかし、同イベントが乳がん患者への配慮を欠いた「単なる社交パーティー」だと批判を受けるなかで、彼女の早めの退席が「賢明な判断」と評価されているのだ。
『W Korea』による「乳がん認識向上キャンペーン」は、乳がんの早期検診の重要性を知らせ、支援のための寄付金を募る趣旨でこれまで高い評価を得てきた。しかし10月15日に行われた今回のイベントは、乳がんに関する啓発よりもトップスターやセレブを中心とした華やかな社交の場だったとして批判を浴びている。
乳がんキャンペーンを象徴する「ピンクリボン」すら見当たらなかったうえ、アフターパーティーでは歌手パク・ジェボムがヒット曲『MOMMAE』(“体つき”という意味)を披露。同曲の「君の胸の双子の姉妹」という刺激的な歌詞がさらなる批判を呼んだ。
騒動が拡大すると、主催側は関連映像を削除し、パク・ジェボムも「善意で、けがを負った状態にもかかわらず無報酬で出演した」と釈明したが、非難の声は収まっていない。
そんななか、問題となったアフターパーティーの現場をいち早く離れたパク・ウンビンの行動が再び注目されているわけだ。
子役出身で、日頃から誠実で清楚なイメージを持つパク・ウンビンだけに、イベントに参加しながらも騒動をうまく避けたその行動が、さらに好感を高めている。
(記事提供=OSEN)
◇パク・ウンビン プロフィール
1992年9月4日生まれ。子供服のモデルとして1996年にデビュー。同年、朝ドラマ『愛と離別』(原題)に出演して子役として演技者の道に進んだ。以降、『ホジュン~伝説の心医~』『恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~』『法廷プリンス-イ判サ判-』『ストーブリーグ』『ブラームスが好きですか?』『恋慕』など、出演作多数。2022年の大ヒットドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で自閉症スペクトラム症の主人公を熱演し、演技力と人気の二兎を得てトップ女優となった。
■【画像】BTSらスターが集まった韓国のチャリティー、主催者が「乳がんパーティー」と明記
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