日本国籍を放棄し「韓国代表」としてパリ五輪で銀メダルを獲得した女子選手(22)、真っ先に訪れた場所とは?

2024年08月06日 スポーツ一般 #パリ五輪

「韓国代表としてオリンピックに出場してほしい」

【写真】ホ・ミミ、なぜ日本国籍を放棄したのか?

祖母の遺言に従って日本国籍を放棄し、韓国へと渡った。堂々と太極マークをつけてパリ五輪に出場し、貴重なメダルと共に祖母との約束も守った。

誇らしい韓国人、「柔道少女」ホ・ミミ(22)の話だ。

パリ五輪での成果を高祖父に報告

ホ・ミミ
(写真提供=OSEN)ホ・ミミ

ホ・ミミは、独立運動家ホ・ソク(1857~1920)の子孫として知られる。

ホ・ソクは日本統治時代だった1918年、慶北・軍威(クヌィ)郡で抗日ビラを貼って警察に逮捕され、獄中生活を送った「独立闘士」だ。1991年に建国勲章愛国章を追叙された。

「独立闘士」の子孫であるホ・ミミは7月29日、パリ五輪・柔道女子57キロ級の決勝戦で、世界ランキング1位の出口クリスタに敗れて銀メダルを獲得。混合団体戦でも銅メダルに輝いた。

オリンピックで銀メダルと銅メダルを手にしたホ・ミミが帰国後、真っ先に訪れた場所は、軍威郡・三国遺事面に造成された高祖父ホ・ソクの記念碑だった。

8月6日、ホ・ミミはホ・ソクの記念碑を参拝し、高祖父の記念碑に銀メダルと銅メダルを捧げた。彼女は真っ先に記念碑を訪れた理由について「まずここに来て見せたかった」と堂々と語った。続けて「惜しくも銀メダルだったが、それでもメダルを持って帰ることができて本当に幸せだ」と述べた。

ホ・ミミ
(写真提供=OSEN)ホ・ミミ

ホ・ミミは2002年に韓国国籍の父と日本国籍の母の間に日本の東京で生まれた。

日本で育ったが、韓国国籍を維持していた柔道選手出身の父を見て、6歳のときに初めて道着を着た。中学3年生のときに全日本中学柔道選手権で優勝し、日本柔道界の期待の星として成長した彼女は、2021年に韓国行きを決意した。祖母が生前に残した遺言に従ったのだ。

慶北体育会に入団したホ・ミミは、2022年2月の代表選抜戦で太極マークをつけ、しばらく韓国と日本の二重国籍者として過ごし、2023年、日本国籍を放棄して韓国人となった。

この日、ホ・ミミがホ・ソクの5代目の子孫であることを明らかにするのを手伝った慶北体育会のキム・ジョンフン監督も同行した。

ホ・ミミは高祖父の前でもう一つ誓った。次はオリンピックで金メダルを獲得するという約束だ。彼女は「韓国代表として試合に出場することが本当に幸せだ。これからも一生懸命練習し、次のオリンピックでは必ず金メダルを獲得したい」と決意を固めた。

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