不運なことに、最強のテディ・リネールが選ばれた。
【写真】日本の金メダリストを差し置いて最前列に…韓国選手に批判の声
柔道の日本代表は8月4日(日本時間)、フランス・パリのシャン・ド・マルス・アリーナで行われたパリ五輪・柔道混合団体の決勝で、フランスに3-4で敗れた。
この結果、日本は東京五輪に続き、2大会連続で銀メダルにとどまった。
日本はこの試合、3-1でリードし、金メダルは目前だった。しかし3-3まで追いつかれ、最後は抽選で進行する「ゴールデンスコア」に突入した。
抽選の結果、「90キロ+級」に決まり、日本の斉藤立がテディ・リネールと対戦することになった。
リネールは柔道100キロ級の階級で史上最高の選手と評価され、力と技術の両方に優れている。さらに203cmの長身で、その存在だけでも対戦選手を圧倒する。今回のパリオリンピックの個人種目では、すでにキム・ミンジョン(韓国)を破って金メダルを獲得した。
日本とフランスの最後の7戦目のゴールデンスコアで、リネールは大内刈りで勝利を収めた。フランスが逆転で金メダルに輝いたのだ。
この試合結果に対する日本の反応が熱い。日本の『東京スポーツ』など多数のメディアがニュースを伝えたが、ファンはコメントで不満を表明した。
日本のファンは「試合に参加したすべての選手にお疲れ様と言いたい。しかし、この『抽選』システムはまったく信用できない」と抽選システムに不満を表明した。
今回の大会での『抽選』は人が直接引く方式ではなく、画面にルーレットを表示して回す方式だ。この方式は十分に“操作”が可能であると、今回の抽選システムを反対する人々は主張している。
日本のファンは「正直に言えば、ルーレットシステムは信用できない。審判が直接抽選するべきだ」「ルーレット方式を見た瞬間、予感が良くなかった。なぜこんな『操作された方法』を選んだのか理解できない」と、開催国フランスに有利になるように操作されたのではないかと疑っている。
別のファンは「この抽選方式は明らかに意図的だ。ホームアドバンテージが明らかだ」と怒りを露わにした。
なお韓国は、先に行われた銅メダル決定戦でドイツ代表チームを4-3で破り、銅メダルを獲得。この試合も同様に抽選で進行されるゴールデンスコアに向かい、3-3の状況で韓国のアン・バウルは1階級上の選手と対戦することになった。
それでもアン・バウルはイゴール・ヴァントケを相手に勝利し、銅メダルを手にした。
(記事提供=OSEN)
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