「自分でも何が問題なのか今はよくわからない」
“韓国競泳のエース”、ファン・ソヌが率いる韓国代表は7月31日(日本時間)、パリ五輪・競泳男子リレー800m決勝で6位(7分7秒26)にとどまり、メダル獲得に失敗した。
第1泳者としてヤン・ジェフンが出場し、イ・ホジュン、キム・ウミン、ファン・ソヌが望んだが、最初から力不足だった。ヤン・ジェフンが最下位でつなぎ、イ・ホジュンも順位を上げられなかった。キム・ウミンが8位に上がり、ファン・ソヌが6位で終えたが、メダル圏内からは遠かった。
金メダルはイギリス(6分59秒43)が獲得し、アメリカ(7分00秒78)が銀メダル、オーストラリア(7分1秒98)が銅メダルだった。
日本(7分7秒48)は7位に終わっている。銅メダルのオーストラリアと韓国の差は5秒以上もあった。
メダルを期待された韓国リレー陣の目標が高すぎたことが明らかになった瞬間だった。
レース後、共同取材ゾーンで取材陣と会ったファン・ソヌの顔には失望の色が濃かった。彼は先に行われた男子自由形200mで決勝進出を逃し、大きなショックを受けていた。100m準決勝を辞退してリレーに集中したが、入賞には至らなかった。
ファン・ソヌは「何が問題なのか正確にはわからない。私も戸惑っている」と語り、「一生懸命準備したが、結果が残念だ。見せられたものがなかった。何が不足しているのか見る機会だ」と述べた。
続けて「3年間で多くを学んだと思ったが、まだたくさんのことが足りないと感じた。振り返る機会になると思う」とし、「再整備する。トレーニングに専念して次のオリンピックまで、さらに一生懸命に準備する」と覚悟を示した。
唯一、自由形400mで銅メダルを獲得したキム・ウミンは「結果は残念だが、準備過程も重要だと思う。意味を持たせ、これからのメジャー大会や4年後のオリンピックに向けて頑張るきっかけにする」と話した。
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