韓国Kリーグ1(1部)の大田(テジョン)ハナシチズンは6月27日、ジュビロ磐田から日本人MF石田雅俊(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は10番を着用し、登録名は「マサ」となる。
石田は1995年5月4日生まれの29歳。市立船橋高校を経て2014年に京都サンガF.C.でプロデビューし、以降はSC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津と渡り歩いた。
その後、2019年にKリーグ2(2部)の安山(アンサン)グリナースに加入して韓国進出し、水原(スウォン)FC、江原(カンウォン)FCでプレー。2021年夏にレンタル移籍で大田に加入し、完全移籍加入を経て2023年シーズンまで2年半在籍した。
そして今年1月5日、磐田に完全移籍し、6年ぶりの日本復帰にして自身初のJ1参戦を果たした。ただ、シーズン開幕以降はJ1リーグ3試合、ルヴァンカップ1試合の出場にとどまっていた。大田には約5カ月ぶりの復帰となる。
石田の復帰を「“ロマン大田”の象徴、マサが大田に帰ってきました!」と伝えた大田は、次のように石田本人のコメントを伝えている。
「大田ファンの皆さんとまたお会いできて嬉しいです。昨冬、まともに挨拶もできず、個人的な欲でチームを離れることになり、申し訳ない気持ちが大きくありました。大田に再び戻ってきた以上、個人的な欲や目標はありません。このチームを残留させること、そして今後、大田がより大きな舞台に行くことがこれからの自分の目標であり、夢です。また一緒に戦い、勝ち抜きたいです」
なお、開幕から不振が続いた大田は、5月にイ・ミンソン前監督が辞任。6月より前U-23韓国代表指揮官で、現役時代にセレッソ大阪や柏レイソルでも活躍したファン・ソンホン監督が就任した。現在は第19節終了時点で4勝6分9敗の勝ち点18とし、12チーム中11位としている。
キャプテンは元ガンバ大阪のMFチュ・セジョン(33)が務め、チームには元G大阪、FC東京、名古屋グランパスのDFオ・ジェソク(34)、元ツエーゲン金沢のDFパク・ジュンソ(20)らが在籍している。
大田は次戦、来る29日にホームの大田ワールドカップ競技場で水原(スウォン)FCとのKリーグ1第20節を戦う予定だ。
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