中国で約1年拘禁された元韓国代表MFが恩師の下に電撃移籍、釈放も未だ拭い去れない“リスク”

中国で約1年拘禁された元韓国代表MFの電撃移籍が発表された。

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Kリーグ1(1部)の水原FCは6月14日、ソン・ジュンホの獲得を発表。ソン・ジュンホは、「ともに良い記憶を持っている選手たちがいる水原FCでプレーできて嬉しい。チームの雰囲気が良い水原FCでの未来が楽しみだ」と入団の感想を述べている。

まさにサプライズ移籍だ。

ソン・ジュンホは当初、全北現代モータースへの移籍が有力視されていた。ソン・ジュンホは中国から解放されたあと、全北はトレーニング場所としてクラブハウスを提供していた。

しかし13日、全北との交渉は最終的に決裂。そんななか、ソン・ジュンホは浦項スティーラーズ時代に監督を務めていたチェ・スンホがGMを務める水原との契約を終えた。

全北とソン·ジュンホの交渉が決裂した理由は、年俸などの条件面ではないようだ。全北は具体的に言及してはいないものの、中国が関係するというのがサッカー界の複数の関係者たちは話す。

ソン・ジュンホが抱える“リスク”

ソン・ジュンホ
ソン・ジュンホ

ソン・ジュンホは山東泰山(中国)に所属していた昨年5月、上海虹橋空港から帰国しようと際に現地警察に連行された。その後、約10カ月間にわたる調査の末に釈放され、5月25日に帰国。確認された容疑は、「非国家工作人員収賄罪」だった。

帰国後、中国サッカー協会は国際移籍同意書を発給。韓国サッカー協会の検討を経て、K5リーグ(5部)コニュンFCへの登録を許可した。

KFAは当時、欠格事由がないと判断しながらも、どのような過程で行われ、受け入れることにしたのかという経緯は明らかにしなかった。

ソン・ジュンホ側は疑惑に対して強く否認しているが、明確に明らかになってはいない。中国当局も同様だ。結局、当事者であるソン・ジュンホ本人だけが正確な疑惑と内容を知ることができるが、自ら口を開いたことはない。

韓国サッカー界では、ソン・ジュンホの疑惑、そして釈放過程などが持続的に疑問視されている。その一方で、水原とチェ・スンホ団長は「大変な時期を過ごしているソン・ジュンホの道を開いてあげたかった」とし、「彼のリスクは大きな問題にはならないと思う」と話す。

ソン・ジュンホは今後、Kリーグの登録期間である20日以降に登録されるものと見られる。ただ、登録されることになれば、山東省が反発する可能性も排除できない。

まだ、どのような状況に発展するかは誰にも分からない状況だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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