相次ぐ欧州組“招集拒否”も…日本とパリ五輪予選同組のU-23韓国代表、直前試合でU-23サウジに敗戦

U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選)で日本と対戦する韓国が、大会前最後の強化試合で黒星を喫した。

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サッカーサウジアラビア代表の公式SNSが4月10日(日本時間)に公開したところによると、U-23韓国代表は同日、UAE・アブダビのアール・ナヒヤーン・スタジアムで行われたU-23サウジアラビア代表との強化試合で0-1で敗れた。

韓国サッカー協会(KFA)側は今回の強化試合の相手とスコアを明らかにしていなかったが、サウジアラビア代表側が公開。後半27分のDFジハード・タクリ(22、アル・カーディシーヤ)の決勝ゴールで勝利したと伝えられている。

3月のU-23西アジア選手権でもサウジアラビアと対戦し、当時はMFオム・チソン(21、光州FC)の得点で1-0と勝利していたU-23韓国代表だが、今回は正反対の結果で終えることになった。

U-23韓国代表
(写真提供=韓国サッカー協会)U-23韓国代表(写真は2023年9月)

そんなU-23韓国代表は、カタールで行われるU-23アジアカップ開幕を目前に控えて慌ただしい事態に陥っている。

チームを率いるファン・ソンホン監督はメンバー発表当初、MFヤン・ヒョンジュン(21、セルティック)やDFキム・ジス(19、ブレントフォード)など海外組も複数選出していた。

ところが、今月に入り2人がチーム事情によって招集不可能に。代替選手として国内組のMFホン・シフ(23、仁川ユナイテッド)、MFキム・ドンジン(20、浦項スティーラーズ)を招集したが、ほかにもMFペ・ジュノ(20、ストーク)の合流時期が未だ確定していない。

また、MFチョン・サンビン(22、ミネソタ・ユナイテッド)も大会前日の15日に合流予定と、開幕1週間前にもかかわらずチーム状況が安定していないのだ。

U-23韓国代表は本日(10日)にも開催地カタールに入国し、U-23アジアカップに向けた最終準備に取り掛かる。

大会ではグループBに入り、16日にUAEとの初戦を戦った後、19日に中国、22日に大岩剛監督率いる日本と対戦する予定だ。

なお、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップでは、上位3カ国までがパリ五輪の本大会にストレートイン。4位国は5月9日にフランスで行われる大陸間プレーオフに進み、アフリカU-23ネイションズカップ4位国ギニアと本大会出場をかけて対戦する。

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