“大岩ジャパン”と激突するU-23韓国代表が、パリ五輪本大会出場へ意欲を燃やしている。
ファン・ソンホン監督率いるU-23韓国代表は、4月1日に京畿道(キョンギド)の利川(イチョン)総合運動場でパリ五輪アジア最終予選に向けて始動した。
利川には招集メンバー23人中、海外組5人を除いた国内組の18人が集まった。その内、MFペク・サンフン(22、FCソウル)は膝の痛みのため練習から外れた。
U-23韓国代表は3日まで利川で練習を行った後、5日からは直前キャンプ地のUAE・ドバイで練習を実施。U-23アジアカップ開催地のカタールには10日から入国予定だ。
U-23アジアカップは今夏のパリ五輪出場権がかかった大会だ。3位以内に入れば本大会にストレートインでき、4位の場合はギニアとの大陸間プレーオフに進む。
チームを率いるファン・ソンホン監督は、3月の北中米W杯アジア2次予選でA代表の暫定指揮を務めた後、すぐに本職のU-23韓国代表に合流した。
ファン・ソンホン監督不在の間、U-23韓国代表はサウジアラビアで行われたU-23西アジア選手権に招待出場し、タイ、サウジアラビア、オーストラリアを下して優勝を成し遂げた。
4月1日、練習前に取材対応したファン・ソンホン監督は「10大会連続五輪出場は非常に難しいことだ。再びやり遂げなければならない。負担にもなるし、責任も重い。ただ、モチベーションにもなる。目標がハッキリしているだけに、選手たちと力を合わせる」と意気込みを語った。
“変数”はある。海外派が実際に合流できるかどうか、また仮に合流する場合の時期だ。
指揮官は今回、海外組5人を招集した。DFキム・ジス(19、ブレントフォード)、MFヤン・ヒョンジュン(21、セルティック)、MFペ・ジュノ(20、ストーク・シティ)、MFキム・ミヌ(22、デュッセルドルフⅡ)、MFチョン・サンビン(22、ミネソタ・ユナイテッド)がその面々だ。
特に、ペ・ジュノはU-23西アジア選手権に合流した際も、オーストラリアとの最終戦前にストーク側の要請を受け、先に代表を離脱した経緯がある。
ファン・ソンホン監督は「海外組はおそらく大会直前に合流する可能性がある。変数が残っているが、プランBも準備している」とし、「ペ・ジュノについては確答が難しい。早いうちに決めなければならない。希望を抱いて待っている」と伝えた。
グループステージも難敵揃いだ。“永遠のライバル”日本をはじめ、中国やUAEを相手にしなければならない。
U-23韓国代表のチームスローガンは「ワンチーム、ワンゴール」だ。「一人の力で優勝するのは不可能だ。一つの気持ちで大会を準備している」と指揮官は強調した。
選手たちも思いは同じだ。
昨年の杭州アジア大会でファン・ソンホン監督とともにし、金メダル獲得を経験したFWアン・ジェジュン(22、富川FC 1995)は、「日本との試合は面白い試合になると思う。負けるという考えはない」とし、「強豪とグループステージで対戦することになり、むしろ嬉しい。グループで全勝することができれば、自信を持ってトーナメントに臨むことができる」と力を込めた。
また、MFホン・ユンサン(22、浦項スティーラーズ)も「日本に負けた経験は多いが、今回は必ず勝利したい」とし、「監督が10大会連続五輪出場を強調したし、選手も皆知っている。プレッシャーというよりは、“やり遂げられる”という自信を持って臨みたい」と伝えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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