水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに所属する元モンテディオ山形、ブラウブリッツ秋田、横浜FCのDF韓浩康(ハン・ホガン/30)がKリーグ2(2部)の週間MVPに選ばれた。
Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟は、3月16~17日に行われたKリーグ1及びKリーグ2第3節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第3節MVPはFCソウルのMFキ・ソンヨン(35)だ。
キ・ソンヨン3月16日、ソウルワールドカップ競技場で行われた済州(チェジュ)ユナイテッド戦で1ゴールを記録し、チームを2-0の勝利に導いた。
キ・ソンヨンは前半23分、カン・サンウのパスから強烈なミドルシュートを放ち、チーム2点目となる自身の今季初ゴールをマークした。同日の試合、キ・ソンヨンはチーム内パス本数1位(70本)、枠内シュート1位(2本)を記録するなど圧巻の活躍を見せ、ソウルのシーズン初勝利に貢献した。
ベストマッチは17日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた蔚山HD FC対仁川(インチョン)ユナイテッドの試合だ。
試合は前半32分、ハンガリー代表FWアーダーム・マルティン(29)のゴールで蔚山が先制するも、38分、仁川のモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(32)が同点弾を決め、1-1の同点で前半を終えた。
後半でも熾烈な接戦は続き、開始3分にFWパク・スンホ(20)の得点で仁川が逆転するも、蔚山が後半8分のMFイ・ドンギョン(26)、17分のアーダームが得点で再勝ち越しを果たす。
ただ、29分に仁川のムゴシャがPKを成功させ、3-3の引き分けで試合が終了した。両チームは同日、見る者が手に汗を握るような攻撃的サッカーを繰り広げた。
ベストチームは浦項(ポハン)スティーラーズだ。
浦項は17日、浦項スティールヤードで光州(クァンジュ)FCを1-0で下し、シーズン初連勝を記録した。
浦項からは劇的ゴールを決めたFWチョン・ジェヒ(29)、安定した守備を披露したブラジル人DFヴァンデルソン(34)の2人がベストイレブンに名を連ねた。
なお、ベストイレブンには前出の元ヴィッセル神戸ムゴシャのほか、大邱(テグ)FCに所属する元徳島ヴォルティス、京都サンガF.C.のGKオ・スンフン(35)なども選出された。
Kリーグ2第3節のMVPは水原三星の韓浩康だ。
韓浩康は17日、安山(アンサン)ワースタジアムで行われた安山グリナース戦で、後半18分のコーナーキックからヘディングシュートで先制ゴールを記録した。
同日、韓浩康は得点だけでなく安定した堅い守備を見せ続けるなど、攻守両面で活躍して水原三星を1-0の勝利に導いた。
ベストマッチは16日、昌原(チャンウォン)サッカーセンターで行われた慶南(キョンナム)FC対忠南牙山(チュンナム・アサン)FCの試合だ。
試合は前半26分、忠南牙山のMFキム・ジョンソク(29)が相手の密集守備を突破して先制点を決めるも、34分に慶南のFWウォン・ギジョン(28)が同点ゴールをマーク。ただ、42分に忠南牙山のMFチョン・マホ(19)が値千金の決勝点を決め、忠南牙山が2-1で勝利した。
忠南牙山はキム・ジョンソクとチョン・マホの得点、GKシン・ソンフン(21)の目覚しいセーブなどを武器に、ベストチームにも名を連ねた。
なお、ベストイレブンには富川(プチョン)FC 1995に所属する元サガン鳥栖のブラジル人DFニルソン(34)なども選ばれた。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは次の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:ステファン・ムゴシャ(仁川ユナイテッド)、アーダーム・マルティン(蔚山HD FC)
MF:キム・ヒョンウク(金泉尚武)、イ・ドンギョン(蔚山HD FC)、キ・ソンヨン(FCソウル)、チョン・ジェヒ(浦項スティーラーズ)
DF:ヴァンデルソン(浦項スティーラーズ)、キム・ジュソン(FCソウル)、キム・ジェウ(金泉尚武)、チェ・ジュン(FCソウル)
GK:オ・スンフン(大邱FC)
―Kリーグ2
FW:ルイス・ミナ(金浦FC)、ダンルレイ(FC安養)、アン・ジェジュン(富川FC 1995)
MF:チョン・マホ(忠南牙山FC)、チャン・ユンホ(金浦FC)、キム・ジョンソク(忠南牙山FC)
DF:ク・ヒョンジュン(忠北清州FC)、ニルソン(富川FC 1995)、ハン・ホガン(水原三星ブルーウィングス)、イ・ハクミン(忠南牙山FC)
GK:キム・ヒョングン(富川FC 1995)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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