“史上最高のビッグネーム”に日本人選手まで…2024年のKリーグで注目すべき外国籍選手を一挙紹介!

本日(3月1日)、1・2部ともに開幕を迎える2024年シーズンのKリーグ。

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アジア枠でプレーする日本人選手をはじめ、欧州ビッグリーグ経験者やブラジル人選手、東南アジア出身選手など、今季も世界各国から多様な国籍の選手がはるばる韓国までやってきた。

そこで今回は、2024年シーズンのKリーグで注目すべき新外国籍選手について紹介したい。

リンガード、ケルビン、アルハン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)左からリンガード、ケルビン、アルハン

「史上最高のビッグネーム」参戦

今冬の移籍市場で「Kリーグ史上最高のビッグネーム」と呼ばれ、最も大きく話題を集めたのは、やはりFCソウルに加入したMFジェシー・リンガード(31)だろう。

イングランド代表経験のあるリンガードは、世界的名門マンチェスター・ユナイテッドでユースを経てプロデビューし、ウェストハム・ユナイテッドやノッティンガム・フォレストなどイングランドで通算13年間もプレーした。

攻撃的MFとウィングの両方をこなせるマルチロールさも強みとするリンガードは、ハイレベルな技術と豊富な経験を基に、キム・ギドン新監督率いるFCソウルの攻撃にさらなる活力をもたらすはずだ。

Kリーグ2の忠北清州(チュンブク・チョンジュ)FCに加入したFWネイサン・オドゥワ(27)はトッテナム・ユース出身。イングランド、ナイジェリアと複数国籍を持ち、両国の世代別代表でプレーした経歴も持つ。

また、これまでイングランド、スコットランド、スロベニア、デンマーク、イスラエル、アイルランド、アゼルバイジャンなど多くの国でプレーした経験もある。

身長191cmと恵まれたフィジカルに加え、スピードや個人技も兼ね備えたウィンガーとして、今季の忠北清州のスピーディーな攻撃をけん引する存在と期待されている。

ネイサン・オドゥワ
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ネイサン・オドゥワ

苦労人に有望株まで…才能光るブラジル人選手

毎シーズンのようにKリーグに活力を吹き込むブラジル人選手たちは、今季も大挙して韓国にやってきたが、そのなかから数選手をピックアップして紹介したい。

1人目は蔚山(ウルサン)HD FCのFWケルビン(26)。ブラジル4部に相当するセリエDのECサン・ジョゼでプロデビューした後、着実に1部のセリエAまで上り詰め、昨季はアトレチコ・ゴイアニエンセで活躍した大器晩成型の選手だ。

両ウィングや攻撃的MFなど複数ポジションを消化でき、持ち味の個人技を生かしたドリブル突破、シュート、パスなど攻撃面で存在感を発揮できる。

2人目は全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのFWヴィニシウス(27)だ。

昨季までコロンビア1部のアトレティコ・ウイラで主力として活躍したヴィニシウスは、広い視野を持ったプレーメーカー型のアタッカーで、攻守転換の調整能力、足元の技術を駆使した突破力が特徴だ。

仁川(インチョン)ユナイテッドから加入したFWエルナンデス(24)、大田(テジョン)ハナシチズンから加入したFWチアゴ(30)とともに、ヴィニシウスも全北をリードする“サンバトリオ”の一員として活躍が期待される。

済州(チェジュ)ユナイテッドには、サイドアタッカーのFWタレス(25)、ボランチのMFイタロ(26)が加入。2人はすでにチームで主力を張る同郷のFWヘイス(31)、FWユリ・ジョナタン(25)の助けもあり、早期にKリーグの環境に適応できるものとみられる。

Kリーグ2では、慶南(キョンナム)FCが2000年生まれの有望株FWエリオ・ボルジェス(23)を獲得した。

エリオはまだ23歳と若いが、ブラジルのセリエA・Bのさまざまなチームを経て豊富な経験を培ったウィンガー。スピードを活かしたスペースへの侵入、テクニカルなドリブル能力を基にチームに活気を吹き込むものと予想される。

ケルビン、ヴィニシウス、タレス、イタロ、エリオ
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)左上から時計回りにケルビン、ヴィニシウス、タレス(写真左)、イタロ(写真右)、エリオ

インドネシアの“スター”、豪州の屈強DF…注目のアジア枠

今季も多様な国籍のアジア枠の選手が新たに合流した。

まず、インドネシアのスーパースターであるDFプラタマ・アルハン(22)は、水原(スウォン)FC入団とともに大きな期待を受けている。

昨季まで日本の東京ヴェルディでプレーした現役インドネシア代表のアルハンは、武器のロングスローと猪突的なドリブル突破、パス能力を兼ね備えたサイドバックで、自国で絶大な人気を誇る選手だ。

アルハンの圧巻の人気ぶりを証明するかのように、彼の獲得以降、水原FC公式SNSのフォロワー数は3倍以上の急増を記録している。

新たにKリーグでプレーするオーストラリア人センターバックたちも目に付く。

光州(クァンジュ)FCはアデレード・ユナイテッドで活躍したDFアレクサンダー・ポポヴィッチ(21)、浦項(ポハン)スティーラーズはDFジョナサン・アスプロポタミティス(27)を獲得した。

ポポヴィッチはオーストラリアの世代別代表経験者で、スピードや敏捷性、カバーリングなど多くの長所を持つ選手だ。Kリーグでの登録名を「アスプロ」とするアスプロポタミティスは、今月行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の2試合にも出場しており、今季の期待感を高めている。

ほかでは、Kリーグ2の釜山(プサン)アイパークがウズベキスタン人DFムハンマダリ・アリクロフ(26)を獲得した。

アリクロフはスピードを武器に積極的な対人戦と後方のスペースカバーの能力に優れ、釜山の守備陣をより強固なものにすると見られている。

ジョナサン・アスプロポタミティス
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ジョナサン・アスプロポタミティス

Jリーグから多数参戦!活躍に期待集まる日本人選手

アジア枠では特に、Kリーグに初挑戦する日本人選手の存在も目に付く。

ユン・ジョンファ監督率いる江原(カンウォン)FCは、プレーメーカー型アタッカーのMF神谷優太(26)を獲得した。神谷はこれまで湘南ベルマーレ、愛媛FC、柏レイソル、清水エスパルスと多くのJクラブを渡り歩いた選手で、豊富な運動量を武器に江原の多様な攻撃オプションとして活用されるものとみられる。

大邱(テグ)FCは横浜FCからDF吉野恭平(29)を獲得し、契約満了で退団したDF鈴木圭太(26)の空白を埋めた。

吉野は日本で東京ヴェルディ、サンフレッチェ広島、京都サンガF.C.、ベガルタ仙台、横浜FCといったクラブに在籍し、10年近く活躍を続けている。試合の流れを読む能力とキックに長けており、守備的MFとセンターバックの両方をハイレベルにこなす多芸多才な選手だ。

Kリーグ2では、慶南が柏ユース出身でスペイン、他意、スウェーデン、イラン、サウジアラビアと世界各国でプレーしたFW杉田祐希也(30)、忠北清州が元ヴァンフォーレ甲府、SC相模原、レノファ山口、湘南、大宮アルディージャに在籍したMF三幸秀稔(30)を獲得し、戦力補強に成功している。

神谷優太、吉野恭平、三幸秀稔、杉田祐希也
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)左上から時計回りに神谷優太、吉野恭平、三幸秀稔、杉田祐希也

なお、本日(3月1日)行われる2024年シーズンの開幕戦は、Kリーグ1が14時キックオフの蔚山対浦項、Kリーグ2も同じく14時キックオフの安山(アンサン)グリナース対慶南とFC安養(アニャン)対城南(ソンナム)FCが、各リーグのファーストゲームとなる。

(文=ピッチコミュニケーションズ)

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