「彼のことはリスペクト。それ以上は…」山本由伸の衝撃初登板もパドレス金河成が"我関せず”なワケ

サンディエゴ・パドレスの韓国人内野手キム・ハソン(28)が、ロサンゼルス・ドジャース初登板を飾った山本由伸(25)に対し「“打てないかもしれない”という考えはない」とコメントした。

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キム・ハソンは2月29日(日本時間)、米アリゾナ州グレンデールのキャメルバック・ランチで行われたシカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦で「5番・遊撃手」で先発出場し、3打数1安打を記録。4試合連続安打の好調ぶりを見せた。

ホワイトソックス戦の前まで、23日のドジャース戦、25日のミルウォーキー・ブルワーズ戦、27日のクリーブランド・ガーディアンズ戦の3試合いずれも1安打1四球を記録。

オープン戦ではあるものの、4試合で7打数4安打の打率0.571とし、3四球を加えて出塁率は7割を超えている。

好投の山本は「良い投手ではあるが…」

試合後、「打撃の感覚は悪くない。今はとにかくボールをじっくり見て、タイミングを取ることに気を使っている。結果よりも過程に集中している」と振り返ったキム・ハソンは、「コンディション管理に気を使っている。シーズン中は多くの試合でプレーしなければならないから、ペースも調節している。まだ無理をしないレベルでプレーしている」と伝えた。

キム・ハソン
(写真提供=OSEN)キム・ハソン

キム・ハソンが所属するパドレスは、3月20~21日に韓国ソウルの高尺(コチョク)スカイドームで開催される「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ2024」で、ドジャースとのMLB開幕2連戦を戦う。

ドジャースは開幕戦2試合のいずれかで、新加入した“日本の怪物投手”山本由伸が登板することが有力視されている。

メジャー投手史上最高額12年3億2500万ドル(日本円=約460億円)でドジャースと契約した山本は、同日にアリゾナ州サプライズで行われたテキサス・レンジャーズとのオープン戦で移籍後初登板を飾った。

山本のオープン戦初登板の結果は、2回を投げて1被安打、3奪三振の無失点だった。投球数19球のうち16球がストライクで、最速154kmを記録。スプリットやカーブなど多彩な球種を投げ分けるなど、まさに完璧なデビュー戦だった。

同日に試合が行われたこともあり、山本のピッチングはまだ見ていないというキム・ハソンだが、彼の好投を聞いて「当然、良い投手なのだから、そう投げられると思う。しっかり準備しなければならない」と答えた。

キム・ハソン
(写真提供=OSEN)ホワイトソックス戦後、取材に応じるキム・ハソン
山本由伸
(写真提供=OSEN)山本由伸

そのうえで、「同じメジャーリーグでプレーする選手として、彼が素晴らしい選手であることはリスペクトしているが、それ以上はない」とコメント。

「“それ以上”とは恐怖のようなものを意味するのか」という報道陣の質問には「(恐怖のようなものは)まったくない。良い投手ではあるが、“打てないかもしれない”という考えはない」と、開幕戦での直接対決に向けて意気込みを明かしていた。

(記事提供=OSEN)

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