ドジャース山本由伸の圧巻デビュー、韓国メディアも大絶賛!「“3億2500万ドル男”の幻想的初登板」

“3億2500万ドルの男”山本由伸(25)のロサンゼルス・ドジャースでのオープン戦初登板はまさに「幻想的」だった。

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山本は2月29日(日本時間)、米アリゾナ州サプライズで行われたテキサス・レンジャーズとのオープン戦で先発登板し、2回を投げて1被安打、3奪三振、無失点の完璧な投球を披露した。投球数19球のうち、実に16球がストライクだった。

昨季ワールドシリーズ王者のレンジャーズ打線を完璧に処理した。

初回は先頭打者のマーカス・セミエン(33)をストレートで空振り三振。2番のエバン・カーター(21)には中前安打を許したが、3番のワイアット・ラングフォード(22)を併殺打で仕留め、デビュー戦最初の回を終えた。

2回にはネート・ロー(28)を空振り三振、ジョナ・ハイム(28)を左飛、レオディ・タベラス(25)を空振り三振と三者凡退に仕留め、同日の登板を終えた。ドジャースは3回からダニエル・ハドソン(36)がマウンドに上がった。

現地メディアも山本を大絶賛

今冬のFA史上最大の注目株だった山本は、今回のデビュー戦で自身に対する懸念の視線を多少払拭することができた。

そもそも、山本は日本プロ野球を完璧に平定してメジャー挑戦を選択した“日本のエース”だ。

NPB通算172試合(897回)に登板して70勝29敗、防御率1.82、922奪三振を記録。昨季は23試合(164回)に登板して16勝6敗、防御率1.23、169奪三振を記録し、日本プロ野球史上初めて3年連続投手4冠(最多勝、防御率、奪三振、勝率)を達成すると同時に、3年連続で沢村賞とパ・リーグMVPを獲得した。

山本の心を掴むため、潤沢な資金力を持つMLB球団は大金をはたいて獲得競争に乗り出した。ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツといった球団が山本を手厚くもてなした。

ただ、最終的にはドジャースがメジャー投手史上最高額となる12年3億2500万ドル(日本円=約460億円)の契約で山本を迎え入れた。

山本由伸
(写真提供=OSEN)山本由伸

『MLB.com』は「山本、完璧に近いデビュー戦」と題し、山本のピッチングを次のように評価している。

「大谷翔平が前日に2ラン本塁打を放ち、ドジャースの10億ドル計画のスタートを楽しむ機会を与えた」

「山本は史上最高額の投手という期待を充足させ、誇張する価値があるということを示す番だった。春季キャンプとはいえ、彼がなぜ最も多くの球団が獲得を望んだFA選手だったのかを垣間見ることができた」

また、山本が投じた球種については「94~96マイル(151~154km)を形成したストレート11球を投げ、3球のカーブを投げたが、いずれもストライクだった。また、スプリットやカットボールを投げたが、なぜ彼が日本プロ野球で3年連続沢村賞を受賞したのかを見せつけた」と伝えた。

アメリカの投球分析家で知られるロブ・フリードマン氏は、自身のSNSに山本がタベラスを三振に打ち取った約146kmのスプリットの動画を共有し、「うんざりするようなスプリット」という表現で球威の威力を説明していた。

(記事提供=OSEN)

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