韓国代表サポーターがアジアカップ準決勝を前に熱気を高めている。
カタールのアフメド・ビン・アリ・スタジアムでは2月6日18時(日本時間7日0時)より、韓国代表対ヨルダン代表のアジアカップ準決勝が行われる。
アル・ラーヤンに位置する同会場は2003年に開場。2011年アジアカップでは日本代表のグループステージ最終節サウジアラビア代表戦でも使用された。当時は岡崎慎司のハットトリック、前田遼一の2得点で日本が5-0と大勝した。
その後、2022年カタールW杯のため改築され、本大会では日本がコスタリカ代表に0-1で敗れたグループステージ第2節などで使用された。
今回のアジアカップではグループステージ4試合、決勝トーナメント1回戦1試合、準々決勝1試合で使用されており、今回の準決勝が最後の試合となる。
そんな準決勝の大一番に向けて、キックオフ2時間前の現地時間16時にはスタジアム外で韓国代表サポーター「レッドデビルズ」による場外応援が行われた。コールリーダーの合図に合わせて様々なチャントが歌われるなか、途中からは韓国国旗の大旗も登場。約15分間、熱気あふれる応援が繰り広げられた。
場外応援後、インタビューに応じてくれた女性サポーターは、韓国代表の戦いぶりを「本当に劇的な勝利をともにしてきました。その瞬間瞬間で私たち国民も思いを一つにして、ここまで勝ち上がってきた思います」と振り返った。
それとともに、ベスト16以降で延長戦の激闘が続いていることを受け、「今日のヨルダン戦は“簡単に”勝ってほしいです」とコメント。「私たちはいつも応援しているので、代表選手たちはサポーターの声援を聞いて一生懸命プレーしてほしいです」と伝えた。
女性サポーターは、日本代表がイラン代表に敗れた準々決勝の試合をエデュケーション・シティ・スタジアム現地で観戦していたという。
「前半は日本がリードして、ハーフコートで試合をしていたと思ったのですが、後半に入って簡単に崩れる光景を見て…私自身、日本と韓国が決勝で戦うことを願っていたのですが、惜しい気持ちが正直とても大きかったです。“韓日戦決勝”を本当に待ち望んでいたのですが、それが叶わず少し残念です」
そんな女性サポーターは最後、準決勝を戦う韓国代表の選手に「今までやってきた通りに今回も戦ってもらいたいですし、何より怪我することなく、私たちの声援を聞いてヨルダンの気をくじいてほしいです。ファイティン!」と力強くエールを送っていた。
(写真・文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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