日本がグループ2位で決勝トーナメントを果たした。また、最終節を残している韓国の突破も確定した。
森保一監督率いる日本代表は1月24日（日本時間）、カタール・ドーハのアル・トゥマーマ・スタジアムで行われたアジアカップ・グループD第3節で、シン・テヨン監督率いるインドネシア代表を3-1で下した。
同組の他会場では、イラク代表がベトナム代表に3-2で勝利し3連勝。勝ち点9で首位のイラクに続き、日本は2勝1敗（勝ち点6）の2位でベスト16入りを果たした。
また、この試合の結果によって、韓国の決勝トーナメント進出も確定した。
今大会では、グループA～Fから各組1～2位と、3位のうち成績上位4チームが決勝トーナメントに進める。第2節終了時点で1勝1分の勝ち点4の韓国は、最終節の前の時点でA組3位の中国（勝ち点2）とD組3位のインドネシア（勝ち点3）を上回った。
そんな日本対インドネシアの試合を、韓国を率いるユルゲン・クリンスマン監督も現地で視察していた。
試合は日本が主導権を握る展開だった。敵陣でショートパスを繋いでスペースを崩し、積極的にゴールを狙った。対するインドネシアは5バックの引いた守備で対抗したが、前半6分にFW上田綺世（25、フェイエノールト）のPK成功で先制を許す。以降も日本のチャンスが続いたが、1-0のまま前半を折り返した。
そして後半序盤、日本がさらに一歩リードした。7分、堂安のスルーパスを左サイドの中村が受けると、再びパスを受けた堂安がペナルティエリア右側にいた上田に絶妙なラストパスを送り、上田が自身2点目を確実に決めた。
日本の勢いは続いた。2点差のリードを得て余裕を取り戻した日本は、簡潔なパスプレーで相手DFラインの後方のスペースを狙った。後半15分には堂安が右足シュートを放ったが、ボールはゴールポストの上に浮いた。
インドネシアはMFエギ・マウラナ・フィクリ（23、デワ・ユナイテッド）のカットバックから、ペナルティアーク付近で受けたMFマルセリーノ・フェルディナン（19、デインズ）がミドルシュートを試みたが、枠には飛ばなかった。
そして後半42分、日本はDFジャスティン・ウブネル（20、ウォルヴァーハンプトン）のオウンゴールで3点目に成功。アディショナルタイムにはDFプラタマ・アルハン（22、水原FC）のロングスローからDFサンディ・ウォルシュ（28、メヘレン）が挽回のゴールを決め、インドネシアが1点を返したが、追いつくには力不足だった。
なお、本日（25日）はグループE最終節の韓国対マレーシア、ヨルダン対バーレーンが行われる。仮に韓国が勝利し、ヨルダンが引き分けや敗戦に終わった場合は、韓国が首位通過となり、決勝トーナメント1回戦で日本と激突する。
（構成＝ピッチコミュニケーションズ）
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