ソウルでの米メジャーリーグ開幕戦のチケットに対する世界中の関心に、韓国メディアも注目している。
『OSEN』は1月17日、「大谷&山本のソウル開幕戦、チケット価格が天井知らず?“日本で購入不可、プラチナ化する”」と題し、韓国で開催される「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ2024」に言及した。
韓国では来る3月20~21日の2日間にかけて、「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ2024」としてロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスによるMLBレギュラーシーズン開幕2連戦が、ソウルの高尺(コチョク)スカイドームで開催される。
ドジャースには、世界プロスポーツ史上最高金額の10年7億ドルで契約した大谷翔平(29)と、日本プロ野球屈指のエースとして活躍し、12年3億2650万ドルの天文学的金額で契約した山本由伸(25)がいる。特に山本は、ソウルシリーズでの先発登板が有力視されている。
一方のパドレスも、日本を代表する看板投手ダルビッシュ有(37)と松井祐樹(28)が在籍。昨季ゴールドグラブ賞のキム・ハソン(28)と新加入のコ・ウソク(25)がいる。コ・ウソクも、母国の地でメジャー初登板を果たす可能性がある。
そんななか、日本メディアはソウルシリーズのチケットが“プラチナ化”したとし、「日本から個人でチケットを購入することは難しい」と報じた。
ソウルシリーズのチケットは、同シリーズのプレゼンテーションパートナー、マーケティングパートナー、主管放映権者を務める韓国のストリーミングサービス『Coupang Play』が来る26日から販売を開始する。
ただ、チケットを購入できる対象はCoupang Wow会員に限られている。会員費は月額4990ウォン(日本円=約550円)で、会員のみチケット購入の得点が与えられるというわけだ。
日本では『Coupang Play』のアプリをダウンロードすることが不可能なうえ、ウェブサイトの入会画面も表示されない。また、仮に韓国で接続できた場合でも、韓国の電話番号による認証と住民登録番号が必要なため、購入は難しい。
事実上、日本からの購入は“源泉封鎖”されたも同然だ。
加えて、高尺スカイドームの収容人数は1万6000人に過ぎないため、早期完売の可能性もある。中古取引サイトでも購入が可能とみられるものの、日本のファンにとっては高根の花。結局は、代行業者などを通じて“迂回購入”するしかない。
何より、需要が爆発した場合は“闇チケット”が出回る可能性もあり、転売による価格高騰の恐れもある。
(記事提供=OSEN)
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