事実上の戦力外となった元韓国代表キ・ソンヨン、韓国Kリーグ行きの可能性も?

2019年12月24日 サッカー #欧州サッカー

元韓国代表キ・ソンヨン(30、ニューカッスル・ユナイテッド)の次の行き先はどこだろうか。

来る冬の移籍市場で、キ・ソンヨンの移籍が有力視されている。現在、所属クラブも暗に移籍を許可する意思を明らかにした状況だ。

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ニューカッスルを指揮するスティーヴ・ブルース監督は最近、英メディアとのインタビューで「年齢が高いのに出場機会が安定しない場合は、他のチームのドアを叩く権利がある。私も現役時代、同様の理由で息苦しさを感じたので、気持ちをよく知っている」とし、何人かの選手の名前を挙げ、そこにキ・ソンヨンも含まれた。

「特定の選手をわざと排除したりはしない。全員に公平な機会を提供してきたし、選手はチャンスが来たときに掴まなければならなかった。しかしキ・ソンヨンは、運が良くなかった」との説明も付け加えた。

事実上の戦力外

2018年の夏にニューカッスルのユニホームを着たキ・ソンヨンの危機は、ラファエル・ベニテス監督の退陣とかみ合った。中国スーパーリーグへの挑戦を宣言して司令塔から退き、その後のブルース監督体制で、キ・ソンヨンには居場所がなかった。

ニューカッスルのユース出身“ロングスタッフ兄弟”こと、シーン・ロングスタッフ(22)とマシュー・ロングスタッフ(19)を中心に中盤が構成され、レギュラー争いから完全に脱落した。

今季は3試合の出場にとどまり、先発出場したのは1試合だけだ。直近の出場記録は、9月30日のレスター・シティ戦にまで遡らなければならない。以降10試合連続で欠場し、交替メンバーからも外されており、事実上の戦力外に分類されたといえる。

ニューカッスルとキ・ソンヨンの契約は、2020年6月まで。クラブとしては今回の移籍市場が、移籍金を受けて放出できる最後の機会だ。

キ・ソンヨンも欠場が始まったシーズン序盤から、「選手としてピッチに立ちたいと思うのは当然だ。苦しい心もあるが、自分ができることに集中しようと思う。1月に変化が生じる可能性があるので、コンディションを作ろうと最善を尽くしている。試合に出られない間、余裕を持ってしっかりと準備する」と、立場を隠さなかった。

韓国でプレーする可能性も?

すでに韓国代表からも引退しており、選手生活の晩年を迎えたキ・ソンヨンは、“有終の美”を夢見る。出場機会が保障されるチームを最優先する可能性が高い。ただ、残り13試合に迫った「アジア選手初のプレミアリーグ通算200試合出場」の記録が達成されるかは未知数だ。

韓国サッカー界では、韓国復帰の声も上がっている。

匿名を要求したとある関係者は「選手としてプレーし、ほとんどの時間を海外で過ごしただけに、晩年はKリーグに帰るという考えを持っていたと聞いている」とし、「大物MFの獲得を目指す韓国内のいくつかのクラブが真剣に接近している」と耳打ちした。

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