浦和レッズに敵地・埼スタで完勝!「相手がSBを上げて与えたスペースを上手く攻略した」と浦項監督

10月24日、日本の埼玉スタジアム2002でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ第3節の浦和レッズ対浦項(ポハン)スティーラーズが行われ、浦項が2-0で勝利した。

【写真】浦項DFが明かす浦和攻略の要因

浦項は前半22分、左サイドをドリブルで持ち上がったDFパク・スンウク(26)のパスを受けたFWキム・スンデ(32)がゴール前にクロスを放ると、FWゼカの裏に走り込んだFWチョン・ジェヒ(29)が右足で押し込み先制。

後半には開始早々の4分、前半にチョン・ジェヒの負傷交代で投入されたFWキム・インソン(34)が、ハーフウェイライン付近からスピードを活かして右サイドを突破。ゴール前にグラウンダークロスを放り、ブラジル人FWゼカ(26)が相手DFを引き連れた後ろでフリーのMFコ・ヨンジュン(22)が冷静な左足シュートを沈めて追加点を挙げた。

浦項は90分通して浦和に枠内シュートを1本も許さず、敵地で無失点勝利に成功した。

試合後の記者会見には、浦項からキム・ギドン監督とキム・インソンが出席した。

キム・ギドン監督、キム・インソン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)左からキム・ギドン監督、キム・インソン

以下、キム・ギドン監督、キム・インソンとの一問一答。

―勝利の感想は。

キム・ギドン監督「リーグ戦もACLも、負傷者が出ている影響で心配が多かった。前日記者会見でも負傷者の話が出た。それでも、今日の試合では良いチームとして、良い活躍を見せてくれた。ただ、得点面はもう少し決められる状況で、決定力が足りなかったのが惜しかった。引き続き、リーグ戦、ACLすべて選手たちとともに頑張っていきたい」

キム・インソン「日本遠征では常に厳しい試合をしていたが、今日良い結果をもたらすことができて嬉しい」

キム・インソン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・インソン

―浦和相手に最も多く準備した部分は何か。

キム・ギドン監督「前日記者会見でも話したが、浦和のスタイルは我々とよく似ている。チーム内で練習試合をしながらも、浦和の戦術形態をどうすれば上手くできないようにできるか、弱点がどこにあるか悩んだ。

短く入ってくるパスに備えながら、中央の守備をコンパクトにし、カウンターを準備した。キム・インソンのスピードを活用してカウンターを仕掛ければ、相手が戸惑うのではないかと思った。相手がサイドバックを多く上げてスペースを与えたとき、我々が上手く攻略したのではないかと思う」

キム・ギドン監督
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ギドン監督

―代表の日韓戦ではここ最近、日本がリードしている状況だった。このような状況がACLに影響を及ぼした部分があると思うか。

キム・ギドン監督「国家対抗戦についてはあまり考えていない。ただ、クラブ対抗戦も韓日戦なので、ほかの試合よりは気を遣う部分がある。日本と韓国のサッカースタイルは違うので、どちらが良いとは言えない。日本人選手が持っていないものを韓国人選手が持っていて、韓国人選手が持っていないものを日本人選手が持っている。どのように長所を活かし、弱点を補完するかが重要だと思う」

―今日の勝利が、浦項の今後の戦いにどのような影響を与えると思うか。

キム・インソン「この試合以降、韓国で重要な試合が続いている。今日の試合に勝つことで、今後韓国で行われる重要な試合をより気を楽に戦える力を得られたと思う」

(文=ピッチコミュニケーションズ)

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