昨シーズンまでジェフユナイテッド市原・千葉を率いたユン・ジョンファン(尹晶煥)監督が、降格危機に対するファンの怒りに申し訳ない思いを伝えた。
ユン・ジョンファン監督率いる江原(カンウォン)FCは10月22日、ソウルワールドカップ競技場で行われたKリーグ1(1部)第34節でFCソウルに1-2で敗れた。
アウェイで敗戦を喫した江原は直近4試合で2分2敗と未勝利が続いている。第34節終了時点で4勝14分16敗の勝ち点26とし、入れ替え戦圏内の12チーム中11位としている。
自動降格圏内の12位・水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス(勝ち点25)とは1ポイント差で、入れ替え戦圏内の10位・水原FC(勝ち点32)とは6ポイント差。残留圏内の9位・済州(チェジュ)ユナイテッド(勝ち点38)とは12ポイント差離れており、入れ替え戦進出が濃厚となっている。
ソウル戦の試合後、アウェイに駆け付けた江原ファンたちは「ユン・ジョンファン、出てこい!」と叫び、指揮官に成績不振に対する怒りをぶつけていた。
ユン・ジョンファン監督は「2週間でたくさん準備したが、ふたを開けてみると足りない部分が多く見えた。責任を感じている。遠くからファンが来てくれた。怒るに値する。とても反省している。ファンたちの声をしっかり胸に刻み、再び準備する」と述べた。
また、「練習は毎回しているが、自分たちだけでするのと実戦とでは違う。もっと選手たちに自信が必要だと思う。降格の危機にあると選手の自信が落ちる。そのような部分を考慮してやってきたが…」と難しい表情を浮かべた。
そして、「選手の集中力が落ちたような気がする」という質問に対して指揮官は、「緩いというより、ボールを保持し続けることができないことが一番大きいと思う。ボールを奪った後につながなければならないが、それが上手くいかずミスが出る。自信がないように見える。疎かにしているわけではない。我々には確固たるモチベーションがある。それが溢れすぎていて、そうなっているのかもしれない。さまざまな解釈ができる」と答えた。
最後に、サポーターからの批判についてユン・ジョンファン監督は「期待をしていたから当然だろう。ただ、厳しい状況のチームに来て、一度に変えることは簡単なことではない。選手たちとともに努力をしているが、(困難から)抜け出せない状況が惜しい」とし、悔しい思いを伝えていた。
なお江原は次戦、来る28日にホームで済州との第35節を戦う。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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