自分がいじめた相手を「嘘だ」「名誉棄損だ」と逆告訴…韓国女子バレー“消えた天才双子”の凋落

かつて女子バレー韓国代表の“美人双子姉妹”で知られたイ・ダヨン(26)とイ・ジェヨン(26)が、学生時代のいじめ加害を発端に国内で物議を醸し続けている。

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2人は自分たちからいじめを受けたと暴露した被害者たちを「虚偽事実摘示時名誉棄損」で告訴したが、最終的に検察から不起訴処分を受けた。

これを受け、被害者たちは法律代理人(オンギル・エンターテインメント法センター)を通じて立場文を発表した。

示談金拒否→逆に謝罪要求まで…

法律代理人は立場文を通じて、「双子姉妹が被害者を虚偽事実摘示名誉棄損で告訴した事件は警察が不送致決定をし、これに対してイ・ダヨンとイ・ジェヨンが異議申請をしたが、検察の不起訴処分で終結した。被害者に対するイ・ダヨンとイ・ジェヨンのいじめ加害が真実だということが客観的に確認された」と明らかにした。

また、「双子姉妹からいじめを受けた被害者たちは、検察の調査過程で担当検事から“イ・ダヨンとイ・ジェヨン側が示談を希望している”という話を聞き、示談の手続きに応じることにした」とし、「被害者たちはこれまでの深刻な被害に対し、少なくとも1億ウォン(日本円=約1000万円)は被害補償を受けなければならないと考えていた。ただ、選手側から先に示談を提案しただけに、競技を通じて示談金を調整して提示することにし、5000万ウォン(約500万円)程度で示談を希望すると伝えた」とした。

ただ、「イ・ダヨンとイ・ジェヨンは、自分たちが名誉棄損に遭った“被害者”であるため、被害者に示談金を渡してまで示談することはないと言い出した。その後も示談金を渡すかどうか苦心すると言った末、結局300万ウォン(約30万円)だけを提案した」という。

続けて、「さらには、なぜ被害者が暴露分を作成したのか直接会って聞きたいと言ってきたり、被害者に対し、学生時代のいじめ加害の事実を公に暴露したことへの公式的な謝罪表示をすることまで要求した。いじめ加害者として反省する姿や謝罪の意思はまったく見られなかった」と付け加えた。

示談も最終的には決裂。だが、検察の不起訴処分により、「学生時代のいじめは虚偽事実だ」「いじめ事実の公開は名誉棄損だ」というイ・ダヨンとイ・ジェヨンの主張の不当さが確認される形となった。

イ・ジェヨン(左)、イ・ダヨン

法律代理人は「いつか真実は必ず明らかになるという信頼で耐えてきた。ただ最近、イ・ダヨンとイ・ジェヨンはメディアとのインタビューを通じて被害者に対するいじめ加害の事実や被害者との示談過程に関する虚偽事実を主張し、被害者に再び深刻な苦痛を与えている」と主張した。

これに伴い、法律代理人はイ・ダヨンとイ・ジェヨン側がいじめ被害者を告発した「情報通信網利用促進及び情報保護等に関する法律違反(名誉棄損)事件」の不起訴理由書のなかで、虚偽事実有無に関する判断部分を公開した。

不起訴理由書によると、警察と検察は「イ・ジェヨンとイ・ダヨンともに体罰、暴行、暴言などを強要した学校いじめ加害者だった」という被害者の暴露が、虚偽事実を指摘したとは認め難いと判断した。

法律代理人は「最近、無文別に量産されている推測性の報道と悪質コメントに対し、強硬な法的対応を執る予定だ」と明らかにした。

(記事提供=OSEN)

◇イ・ジェヨン&イ・ダヨン プロフィール

1996年10月15日生まれ。韓国・全羅北道出身。身長180cm。韓国のプロバレーボール選手で、元韓国代表。ジェヨンが姉、ダヨンが妹の双子。実父は陸上競技(ハンマー投げ)韓国元代表のイ・ジュヒョン、実母はソウルオリンピック代表セッターのキム・ギョンフィというサラブレッド家系。2014年のプロデビューから2021年1月まで韓国国内で活躍していたが、学生時代のいじめ発覚で物議を醸し、無期限出場停止と代表資格はく奪処分を受けた。その後、妹ダヨンはPAOKテッサロニキ(ギリシャ)、ラピド・ブカレスト(ルーマニア)を経て2022-2023シーズンよりボレロ・ル・カネ(フランス)に在籍しているが、姉ジェヨンはPAOK時代の負傷により、現在も韓国に滞在している。

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