韓国が自国開催のU-23アジアカップ予選の初戦でまさかの敗北を喫した。
ファン・ソンホン監督率いるU-23韓国代表は9月6日、慶尚南道(キョンサンナムド)の昌原(チャンウォン)サッカーセンターで行われたU-23アジアカップ予選グループBの第1節で、カタールに0-2の“衝撃敗”を喫した。
GKペク・ジョンボム(22、FCソウル)の致命的なミスもあったが、試合全体を通してそもそも拙戦だった。2失点目を許した後も、反撃に乗り出すことができなかった。
本来なら痛恨の敗戦と言えたが、幸いなことにカタールはU-23アジアカップ開催国としてすでに出場権を得ているため、カタールとの試合結果はグループステージの順位に反映されない。
そのため、韓国は来る9日のキルギス戦、12日のミャンマー戦の2試合の結果を通じて予選突破を争う。
予選ではグループA~Kの各組1位11カ国と各組2位の成績上位4カ国の計15カ国が、開催国カタールとともに来年4月から行われるU-23アジアカップ本大会に出場できる。
何より、同大会は2024年パリ五輪の1次予選を兼ねている。今後の結果次第では「五輪本大会進出失敗」という最悪の事態にもなりかねない。
試合後、ファン・ソンホン監督は「ホームで敗れたことを申し訳なく思う。最初の失点が流れを変えたと思う。攻撃面ではディテールが不足した試合だった」と振り返った。
韓国はカタールに苦戦を強いられた。「ハーフスペースの攻略は継続して注文した部分だ。ビルドアップの過程でバックパスが多く、サイドバックのポジションを修正した。ワンボランチでビルドアップに苦労していたため、ツーボランチに変えた。試合はリードしたが、細かい部分で良さが出なかった」と指揮官は指摘する。
韓国はカタール戦から中2日で次戦のキルギス戦を迎える。
ファン・ソンホン監督は「プレスをかけるタイミングはもちろん、状況的に制御をすることが可能でなければならない。次の試合は守備が重要だ。攻撃陣にも注文をし、試合の準備をしなければならない。サイドの攻撃に変化が必要だと判断している」とし、「絶対的な言い訳にはならない。しかし、まだ終わっていない。雰囲気に流されず、次の試合に向けて早く集中しなければならない」と強調した。
ペク・ジョンボムは後半21分、ペナルティエリア内で高く跳ねたボールをキャッチしようとした際、予測を誤って後逸し、そのままボールがネットに吸い込まれ失点してしまった。
ファン・ソンホン監督は「(ペク・ジョンボムに)特に話はしなかった。ラインナップは色々な形で構成されている。決定的なミスだと思うが、ミスは誰にでもある。勇気を失わず、次の準備をしなければならない」と述べた。
一方、U-22日本代表はバーレーンで行われているグループDでパキスタンに6-0の快勝を収めた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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