ユルゲン・クリンスマン監督率いるサッカー韓国代表のコーチ陣容が一部変更となった。
韓国サッカー協会(KFA)は9月1日、韓国代表のアドバイザーを務めたチャ・ドゥリ氏が、9月の欧州遠征から翌2024年のアジアカップまでコーチを務めることを発表した。
チャ・ドゥリ氏は今年3月のクリンスマン監督就任以降、韓国代表アドバイザーの職責に就き、コーチ陣と選手の架け橋の役割を果たしてきた。
ただ、クリンスマン監督の要請によってコーチに役割を変更し、今後は本格的に代表チームの業務を引き受けることになる。
チャ・ドゥリ氏は発表に際し、「韓国代表がアジアカップで64年ぶりに優勝トロフィーを掲げ、韓国サッカーの恨(ハン)を晴らしてほしい」とし、「私が積み上げてきた経験を基に、韓国サッカーに寄与する方法を常に悩んできたが、A代表のコーチを務めるだけに、クリンスマン監督とチームの助けになれるよう、責任感を持って臨む」と覚悟を伝えた。
なお、フランクフルトやバイエル・レバークーゼンなどで活躍した元韓国代表FWチャ・ボムグン氏を実父に持つチャ・ドゥリは、大学時代にアマチュア選手ながら2002年日韓W杯に出場した。
以降は2002年にアルミニア・ビーレフェルトでプロデビューした後、フランクフルトやマインツ、コブレンツ、フライブルク、セルティック、デュッセルドルフと欧州で長くプレー。最後は2015年に母国KリーグのFCソウルで現役を引退した。
引退後は韓国代表の戦力分析官、コーチ、FCソウルU-18ユースの五山(オサン)高校監督、FCソウルのユース強化室長を務めていた。
チャ・ドゥリ氏とともに、フィジカルコーチとしてイ・ジェホン氏もクリンスマン監督体制のコーチ陣に入閣する。
イ・ジェホン氏は2011年からKFAのフィジカルコーチを務め、2018年のロシアW杯にも参加した。
その後、FCソウルやシン・テヨン監督率いるインドネシア代表を経て、今回再び韓国代表に合流した。
クリンスマン監督体制の韓国代表では、ヴェルナー・ロイタルト・フィジカルコーチと協業することになる。
チャ・ドゥリ氏とイ・ジェホン氏は、来る9月3日にウェールズへ出国し、韓国代表の国際親善試合の準備に入る。
なお、パウロ・ベント前監督体制から現在までコーチを務めていたマイケル・キム・コーチは、10月までに業務を終了した後、契約を終える。
韓国代表は、9月8日にウェールズのカーディフ・シティ・スタジアムでウェールズ代表、13日に英ニューカッスルのセント・ジェームズ・パークでサウジアラビア代表と対戦する予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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