京都国際高校を経て広島東洋カープに入団し、以降は韓国プロ野球KBOリーグでプレーをしていたシン・ソンヒョン(申成鉉/32)が、現役引退を表明した。
斗山(トゥサン)ベアーズは8月22日、シン・ソンヒョンの引退を発表した。
シン・ソンヒョンは1990年10月19日生まれの32歳。ソウル出身で、中学卒業後に日本の京都国際高校に留学した後、入団テストを経て2008年のドラフトで広島東洋カープから4位指名を受けた。ただ、カープでは一軍出場はなく、2013年に戦力外通告を受けた。
以降、韓国の独立球団を経て2015年に育成選手としてKBOのハンファ・イーグルスに入団。2017年にトレードで斗山に加入し、現在までプレーを続けていた。
KBOでは通算9シーズンプレーし、287試合出場で打率0.217(442打数96安打)、16本塁打、59打点を記録した。今季は現在まで12試合に出場し、打率0.083(12打数1安打)、1打点にとどまっていた。
シン・ソンヒョンは引退発表に際し、次のようにコメントしている。
「慣れ親しんだプロのユニホームを脱ぐという選択は、決して容易ではありませんでした。第2の人生を準備するため、このような決定を下しました」
「良かった瞬間、残念だった瞬間のすべてが思い浮かびます。誰よりも熱く応援してくださった斗山ベアーズファンの期待に応えられなかったことへの申し訳ない気持ちが大きいです。今後、どんな場所にいるとしてもその応援を忘れません」
なお、斗山は誰よりも熱心のトレーニングに励むプロ意識で後輩の手本となったシン・ソンヒョンを高く評価し、今季残り期間に2軍戦力分析員の役割を与え、フロント研修を積極的に支援する計画だ。
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