たが韓国賞金女王の資格で数回、米国女子ツアーの舞台を経験しながら考えが変わったこという。韓国と違って選手たちに最高の環境を提供する点などに魅力を感じながら、より大きな舞台で活躍したいという意思を持つようになった。それでもイ・ジョンウンは最近まで「シード権もないのに行く、行かないと語るのは矛盾だ。Qシリーズの結果が出たあとに、考えてみる」と決断を保留した。
Qシリーズを首席合格しても、現地のインタビューで「アメリカ進出を決定して挑戦したわけではなかったので、韓国に戻って家族と相談して決めようと考えている。英語もうまくできないし、アメリカという国がとても大きいと感じられるので、まだ決めていない」と即答は避けた。
イ・ジョンウンは昨シーズンに続いて、今年も賞金ランキング(9億5305万ウォン)と平均ストローク(69.725打)で1位を走っている。今季は米国女子ツアーと並行するために、16大会のみに出場している。米国女子ツアー6大会では、27万7500ドルを上乗せした。これは11月4日現在、米国女子ツアー賞金ランク63位の成績であり、ある程度の競争力を証明しているわけだ。
さらに今回シード権まで確保したため、アメリカ進出はもはや最終発表だけを残した状態というのが大半の意見だ。一部では、体の不自由な父のために決心できないという話もあるが、むしろ家族が積極的にアメリカ進出を勧めているとの話もある。
シーズン初め明らかにした「2020東京オリンピック出場」という目標を達成するためにも、アメリカ進出は必至だ。オリンピック出場権を手にするためには、2020年6月末までに世界ランキングで韓国選手中2位、または世界ランキング15位以上であれば韓国選手中4位に入る必要がある。ポイントが低い韓国女子ツアーでプレーした場合、出場権を手にするのは難しい。世界ランキングのポイント反映率が高い米国女子ツアー進出が避けられない状況だ。
(関連記事:4大会残しコ・ジンヨンの米女子ゴルフツアー新人賞受賞が確定。韓国選手の受賞は4年連続)
(構成=呉 承鎬)