日本でデビュー戦か?バイエルン移籍の韓国代表キム・ミンジェにドイツ現地「歓迎ムード一色」

バイエルン・ミュンヘンが“キム・ミンジェ歓迎ムード”一色に染まっている。

【注目】キム・ミンジェの本音「日本羨ましい」

バイエルンは7月19日(日本時間)、ナポリから韓国代表DFキム・ミンジェ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月までの5年間で、背番号は3番を着用する。

具体的な条件は公開されていないが、移籍金はバイアウトに該当する5000万ユーロ(日本円=約78億円)とされている。

これは韓国人選手、ひいてはアジア人選手史上最高額となる金額だ。これまでの最高額は2015年にトッテナムに加入したFWソン・フンミン(31)で3000万ユーロ(約46億円)だったが、それをはるかに上回った。

バイエルンはレアル・マドリードやバルセロナとともに欧州3大クラブに挙げられる。韓国人センターバックが世界屈指のメガクラブに加入するのは今回が初めてなだけに、その象徴性は大きい。

キム・ミンジェは加入に際し、「バイエルンはすべてのサッカー選手の夢だ。ここで起きるすべてのことが楽しみだし、新しい始まりを意味する。ここで発展し続けたい。クラブと話し合いながら、僕に関心を寄せてくれていることを明確に感じた。多くの試合に出ることが第一の目標だ。可能な限り多くの優勝タイトルを手にしたい」と意気込みを伝えた。

早速チームに合流したキム・ミンジェは、バイエルンが公開した映像内で「チームに合流することになって興奮しているが、まだ少し恥ずかしい」と笑顔で語っていた。

キム・ミンジェ

もっとも、前所属のナポリで加入直後に歌手PSYの『江南スタイル』を披露し、早々にチームに溶け込んだだけあって、バイエルンでも新たなチームメイトと仲を深めているようだ。

実際、バイクマシンに乗ってウォーミングアップをしていたキム・ミンジェは、自身に近づいてきたチームメイトたちと固く握手を交わし、熱い抱擁をしていた。チームメイトは「歓迎する」と伝え、明るい笑顔でキム・ミンジェを迎えていた。

同日、バイエルンはロットアッハ・エーガーンとの練習試合を行った。合流直後のキム・ミンジェは試合には出場しなかったが、試合終了後、ファンたちは「KIM」と連呼し、キム・ミンジェのサインをもらおうと賑わっていた。

キム・ミンジェもファンの熱気に応えようと、ユニホームやキャップなどに丁寧にサインをしていた。クラブは「ファンのための最初のサインだ」と題し、映像を後悔していた。

バイエルンはこれより本格的なプレシーズンツアーに突入する。まずは日本へ向かい、来る26日にマンチェスター・シティ、29日に川崎フロンターレと対戦する。試合はいずれも国立競技場で行われる。

キム・ミンジェのバイエルン・デビューは日本で実現するものとみられる。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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