マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が有力視されていた韓国代表キム・ミンジェ（26）だが、一転してバイエルン・ミュンヘンへの移籍間近と報じられた。そんななか、マンUは誰を守備の要として獲得するのだろうか。
6月16日（日本時間）、英『デイリー・エクスプレス』のインターネット版は「マンUのテン・ハフ監督はキム・ミンジェ争奪戦に失敗した場合、代わりのセンターバックを探さなければならない」とし、4人の選手をピックアップした。同メディアも最近までキム・ミンジェのマンU行きを有力視していた。
続いて「バックラインを強化したいテン・ハフ監督は、長期にわたってキム・ミンジェの獲得を目指してきたが、バイエルン・ミュンヘンに脅かされている」とし、「キム・ミンジェが（バイエルンを）避けるのならば、彼（テン・ハフ）には依然として選択権があるだろう」と伝えている。
そしてキム・ミンジェがバイエルンに向かった場合の代わりとして、ユリエン・ティンバー（21、アヤックス）、ゴンサロ・イナシオ（21、スポルティングCP）、アクセル・ディサシ（25、ASモナコ）、レヴィ・コルウィル（20、チェルシー）の4人を挙げた。
理由として、「ティンバーは昨夏にマンUが獲得しようとしたが、彼がアヤックス残留を決めた。テン・ハフ監督は依然として彼とオールド・トラッフォードで再会することを望んでいる。ティンバーは右SBでもプレーできる」とし、「イナシオとスポルティングの契約書には3800万ポンド（約69億円）のバイアウト条項がある。彼は昨シーズンのスポルティングで決定的な役割を果たし、（マンUに移籍した場合）リサンドロ・マルティネスと競争できる」と説明した。
またディサシについては「ASモナコのセンターバックはフランス代表としてもプレーし、現在契約が2年残っている。モナコは（移籍金として）3400～4300万ポンド（約61億～７8億円）ほどを望んでいる」とし、「実際にマンU移籍に向けて推進中」と言及。「ディサシは“赤い悪魔”にとって優先順位は高くないが、歓迎できるだろう」とコメントした。
最後に「コルウィルはここ数シーズン、チェルシーからハダースフィールド、ブライトンと2度のレンタル移籍で深い印象を残した。チェルシーは6月初め、ブライトンの3000万ポンド（約52億円）での獲得オファーを拒否した」とし、「テン・ハフ監督がマンUでの出場時間を保障すれば、彼をブルーズから遠ざけることができるだろう」と予想した。
なお現在、マンU行きが有力視されていたキム・ミンジェの去就は、再び迷宮入りしている。
欧州移籍市場の専門記者であるファブリツィオ・ロマーノ氏は「（バイエルン・）ミュンヘンが今週、キム・ミンジェに獲得計画を伝えたと知られた。個人条件の合意が迫っている」と伝えた。
続いて「キム・ミンジェとミュンヘンの交渉が急速に進んでいる。マンUも依然として関心はあるが、結果がない。バイアウト条項は7月から発動される」と強調した。
キム・ミンジェのマンU移籍はイタリアメディアから始まり、最近ではイギリスメディアがこぞって“移籍間近”と報じていた。しかし、世界的なクラブの一つであるバイエルンが接近したことで、急転する可能性も高い状況だ。
（構成＝ピッチコミュニケーションズ）
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