スポーツヘルニアの手術を受けた韓国代表FWソン・フンミン(30、トッテナム)は、ペルー代表戦はベンチスタートとなる予定だ。
ユルゲン・クリンスマン監督率いる韓国代表は来る6月16日、釜山(プサン)アジアド主競技場でペルーとの親善試合を戦う。15日に公式記者会見が行われ、クリンスマン監督が出席した。
代表キャプテンを務めるソン・フンミンは最近、シーズン終了直後にスポーツヘルニアの手術を受けていたことが明らかになった。現在は回復を進めているが、ペルー戦の出場は不透明となっている。
そんなエースについて、クリンスマン監督は「ソン・フンミンはベンチでともにする」と言及。
「毎日よくなっている。心はともにすることを願っている。最初に合流したときより(コンディションが)かなり良くなった。出場できるだろうという希望は多少あるが、状態を見守らなければならない」と、出場の可能性を示唆した。
今回の招集メンバーは依然と比べて変化の幅が大きい。
守備陣では主力センターバックのDFキム・ミンジェ(26、ナポリ)が兵役義務による訓練所入所、DFキム・ヨングォン(33、蔚山現代)とDFクォン・ギョンウォン(31、ガンバ大阪)が負傷のためメンバー外に。中盤ではリストに含めてはいるものの、MFソン・ジュンホ(31、山東泰山)が八百長関与の疑惑で中国公安に拘束中のため、代表に合流できないという予期せぬアクシデントもあった。
「代表で最も重要なことは連続性と継続性だ。何人かの選手が合流できなかった。キム・ミンジェは訓練所に入所したし、ソン・フンミンも回復中のためまだ100%ではない。ほかの選手も数人負傷を抱えているため、変化があるだろう。経験豊富な選手のリーダーシップを通じて、継続性を示せるかが重要だ」と指揮官は強調する。
主力不在の守備陣ではDFチョン・スンヒョン(29、蔚山現代)やDFパク・ジス(29、ポルティモネンセ)、DFキム・ジュソン(22、FCソウル)らが招集された。
クリンスマン監督は「予想外の変化が多かった。このような変化にチャンスも訪れると思う。ウォン・ドゥジェもパク・ジスも直接試合をチェックした。アジアカップまであと7カ月だ。今から競争が起きなければならない」と力を込めた。
クリンスマン監督は就任から未だ勝利がない。初采配となった3月の国際Aマッチ2連戦では1分1敗を記録した。
今回対戦するペルーはFIFAランキング21位と、同27位の韓国よりも高い。決して甘く見る相手ではない。
「かなり厳しい試合が予想される。3月の試合を分析した。W杯には進めなかったが、予選では相当なパフォーマンスを披露していた」と語ったクリンスマン監督は、「ただ、最も重要なことは我々がどんな試合をするかだ。さらに発展させることが重要だ」と、自分たちの戦い方に集中する考えを示した。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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