U-20W杯で2大会連続ベスト4、韓国が強豪を撃破できた理由

U-20韓国代表が2大会連続ベスト4進出に成功した。

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キム・ウンジュン監督率いるU-20韓国代表は6月5日(日本時間)、2023年FIFA U-20ワールドカップ準々決勝ナイジェリア戦で1-0の勝利を収め、ベスト4に進出した。

勝利の原動力は、今大会を通してストロングポイントとなっているセットプレーだった。

90分をスコアレスで終え、延長戦に突入したナイジェリア戦。試合が決まったのは延長前半5分、イ・スンウォンのコーナーキックをセンターバックのチェ・ソクヒョンが頭でナイジェリアゴールに突き刺した。

(写真提供=韓国サッカー協会)決勝ゴールを決めたチェ・ソクヒョン(左)

ナイジェリア選手がゴール前に密集していたものの、イ・スンウォンの高精度のキック、チェ・ソクヒョンの見事なヘディングシュートが均衡を破ることとなった。

今大会、韓国はセットプレーだけで4ゴールを決めている。グループリーグのフランス戦でイ・ヨンジュン、ホンジュラス戦でパク・スンホ、そしてエクアドル戦でチェ・ソクヒョンが決めている。

身長178cmとセンターバックにしては小柄なチェ・ソクヒョンだが、巧みなヘディングシュートとポジション取りを発揮し、ナイジェリア戦で2戦連続決勝ゴールを決めることとなった。

セットプレーでの4得点は、イ・スンウォンのおかげでもある。イ・スンウォンは鋭く正確なフリーキック、コーナーキックで今大会4つのアシストを記録しており、チームメイトの頭にボールを正確に配給する高精度のキックを存分に発揮している。

ただこの結果は偶然ではない。キム監督は今大会に向けてセップレーに力を入れてきた。デザインされたプレーでチャンスを生かすという作戦を徹底的に準備したことで、勝利の原動力となっているようだ。

準決勝に進んだ韓国の次の相手は、強豪イタリアだ。6月9日6時のイタリア戦で、韓国は2大会連続決勝進出に挑戦する。

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