最多アシスト、真の友情…ソン・フンミンの“トッテナム最高の仲間”はデレ・アリだ

記録達成の瞬間、最高の仲間が一緒にいた。

トッテナムのソン・フンミンは11月7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのツルヴェナ・ズヴェズダ戦で、韓国人選手による欧州通算最多ゴールとなる通算122得点目を記録した。さらに123号ゴールまで達成した。

ソン・フンミンが記録を更新して“祈りのゴールセレモニー”をした後、彼を後から抱きしめる選手がいた。トッテナムでソン・フンミンの最高パートナーとされる、イングランド代表MFデレ・アリだった。

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ソン・フンミンは通算122得点目をあげる際、デレ・アリのパスを受けて強烈な左足シュートを放った。デレ・アリが歴史的な場面でアシストしたわけだ。

ソン・フンミンとデレ・アリの関係は、トッテナム所属の他の選手たちよりも深い。

ソン・フンミンは通算123ゴール中、トッテナムで74ゴールを決めた。ソン・フンミンに最も多くアシストした選手が、他でもないデレ・アリだ。

デレ・アリはズヴェズダ戦まで、ソン・フンミンに計14アシストしており、1位としている。2位はクリスティアン・エリクセンで、12アシスト。以下、ハリー・ケインが9アシスト、同じポジションのエリック・ラメラが6アシストとなっている。

トッテナム攻撃陣の誰とでも相性が良いのがソン・フンミンの長所だが、そのなかでもデレ・アリとのコンビプレーは最高だ。

2人は2015年にトッテナムの白いユニホームを着た。ソン・フンミンはドイツのレバークーゼンからトッテナムにやってきた。デレ・アリは19歳の3部リーグ選手だったが、トッテナムに電撃スカウトされて花を咲かせた。

入団同期のソン・フンミンとデレ・アリは、2017年から2人だけのハンドシェイクを作った。2人のどちらかが得点したときは、走り寄ってハンドシェイク・セレモニーを広げた。デレ・アリはソン・フンミンが苦しんでいるときも最初に駆け寄り、時には彼を抱きしめた。

去る11月4日のエバートン戦で、ソン・フンミンがアンドレ・ゴメスへの危険なタックルで退場し、苦しい時を過ごしていた際もデレ・アリが前に出た。

デレ・アリは「ソン・フンミンは茫然自失として涙も見せた。しかし(ゴメスの負傷は)彼のせいではない」とし、「ソン・フンミンは多くの人々が会いたいと思う、良い人の1人だ。彼は試合後のロッカールームでも、顔を上げられずにいる」と、“親友”の立場を代弁した。

そしてエバートン戦直後に開かれたズヴェズダ戦を通じて、ピッチでもソン・フンミンを助けた。ペナルティエリア左に走り込んだソン・フンミンの左足前に送られたパスで、友愛を伝えた。

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