サッカー韓国代表率いるユルゲン・クリンスマン監督が、アジアカップの組み合わせ抽選結果に満足感を示した。
5月11日(日本時間)、カタール・ドーハではアジアカップの組み合わせ抽選が行われた。
抽選の結果、FIFAランキング27位の韓国はヨルダン(84位)、バーレーン(85位)、マレーシア(138位)と同じグループEに入った。
最後に優勝した1960年大会以来、64年ぶり3度目のアジア制覇を目指す韓国は比較的無難なグループに入ったと言えるが、どの相手も決して侮ることはできない。
バーレーンとは前回の2019年大会決勝トーナメント1回戦で対戦し、延長にもつれる接戦の末に辛くも勝利した。マレーシアは韓国サッカー協会(KFA)元副会長で、国家代表監督選任委員会委員長も務めてパウロ・ベント前監督を招へいしたキム・パンゴン監督が指揮を執る。ヨルダンとは2014年11月の親善試合以来、約9年ぶりの再戦となる。
なお、森保一監督率いる日本代表(20位)は、イラク(67位)、ベトナム(95位)、インドネシア(149位)と同じグループDに入った。
抽選会に参加したクリンスマン監督は、KFAを通じてコメントを発表。
「アジアのチームはどこも良い戦力を持っている。簡単なグループはない」とし、「相手チームがどれだけ強いかを研究しなければならない。また、マレーシアには韓国人コーチがいるため特別だ」と、キム・パンゴン監督率いるマレーシアを警戒した。
続けて、「我々はグループステージを通過し、大会の最後まで戦うことが目標だ」とし、「我々にとって良い組み合わせ(Good draw for us)」と、比較的容易な組に属したということを認めた。
クリンスマン監督は組み合わせ抽選の数日前にカタール入りし、現地環境の確認などを行っていた。
「大会が開幕する前までに、カタールや中東地域で1~2回強化試合をしたい。カタールは昨年にワールドカップを開催しただけに、宿舎や練習施設などすべて素晴らしいと思う」と指揮官は語った。
「優勝候補を挙げてほしい」という質問に、クリンスマン監督は「昨年のW杯でサウジアラビアはアルゼンチンに勝ち、日本はドイツとスペインを破った。イランやオーストラリアもW杯で良い成績を出すなど、強いチームが多い」としつつも、「我々の目標は優勝だ」と力を込めて伝えた。
また、「特に対戦したいチームはあるか」という質問に対しては、「やはり、強いチームとは早く会わない方が良い」と笑顔でコメント。
「我々の1次目標は、グループステージを通過してベスト16入りすることだ。その後、決勝まで進み、強いチームと対戦しても勝利できるように準備する」と、アジアカップ制覇への強い思いを明らかにした。
なお、韓国は来る6月の国際Aマッチ期間、16日にペルー代表、20日にエルサルバドル代表と対戦する予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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