Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、5月5~6日に行われたKリーグ1(1部)第11節、6~7日に行われたKリーグ2(2部)第12節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第11節MVPは蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のMFファン・ジェファン(22)だ。
ファン・ジェファンは5月5日、DGB大邱(テグ)銀行パークで行われた大邱FC対蔚山の試合で2ゴールを記録し、チームを3-0の勝利に導いた。
同日、先発出場したファン・ジェファンは前半11分にハンガリー代表FWマルティン・アダム(28)のアシストからゴールを決め、先制点かつ自身のKリーグ・デビューゴールに成功した。
また、前半40分にも再びアダムからパスを受け、右足で巻いたシュートで自身2点目を記録した。
この日の試合は、守備を強みとする大邱が単独首位の蔚山をホームに迎え、持ち味の堅守を披露した。ただ、蔚山が爆発的な攻撃力で敵陣に攻め立て、大邱の守備を崩す興味深い展開が繰り広げられた。
両チームの試合はKリーグ第11節ベストマッチに選出。ファン・ジェファンの2ゴールとジョージア代表MFヴァレリ・カザイシュヴィリ(30)のゴールで完勝を収めた蔚山はベストチームに選ばれた。
なお、ベストイレブンには元清水エスパルスのDFイ・キジェ(31、水原三星ブルーウィングス)や、元横浜F・マリノス、ガイナーレ鳥取のDFジョン・ドンホ(33、水原FC)などが選ばれた。
Kリーグ2第12節MVPは、富川(プチョン)FC 1995のMFイ・ジョンビン(28)だ。
イ・ジョンビンは5月7日、富川総合運動場で行われた富川対全南(チョンナム)ドラゴンズ戦で後半に1ゴール2アシストを記録し、チームを5-2の勝利に導いた。
試合は前半に両チームが2ゴールずつ決める乱打戦となったが、後半は33分の元サガン鳥栖DFニルソン(34)の勝ち越し弾に始まり、36分のイ・ジョンビン、44分のMFパク・ホミン(21)の追加点と富川が突き放し、結果的に大差で終了した。
イ・ジョンビンは後半13分からの途中出場にもかかわらず、自身の得点以外にニルソンとパク・ホミンのゴールをアシストする活躍を披露した。
計7ゴールが生まれた富川と全南の試合はKリーグ2第12節のベストマッチに選ばれ、勝利した富川はベストチームに名を連ねた。
富川は同日の勝利でリーグ戦3連勝に成功した。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:ヴァレリ・カザイシュヴィリ(蔚山現代)、マルティン・アダム(蔚山現代)、ラルス・フェルトワイク(水原FC)
MF:キム・ボンス(済州ユナイテッド)、ファン・ジェファン(蔚山現代)、ムリロ・エンリケ(水原FC)
DF:イ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)、パク・デウォン(水原三星ブルーウィングス)、シン・セゲ(水原FC)、チョン・ドンホ(水原FC)
GK:キム・ドンジュン(済州ユナイテッド)
―Kリーグ2
FW:ジョルジ(忠北清州FC)、ブルーノ・ラマス(釜山アイパーク)
MF:イ・ジョンビン(富川FC 1995)、ホン・ウォンジン(忠北清州FC)、クォン・ヒョクギュ(釜山アイパーク)、チェ・ジェヨン(富川FC 1995)
DF:パク・ジンソン(忠北清州FC)、ニルソン(富川FC 1995)、イ・ハンド(釜山アイパーク)、チェ・ジュン(釜山アイパーク)
GK:パク・デハン(忠北清州FC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
前へ
次へ