「歴史的な瞬間をともにでき、とても幸せで光栄だ」
韓国人選手初のイタリア・セリエA王者となった韓国代表DFキム・ミンジェ(26、ナポリ)が、感激した様子で優勝の喜びを伝えた。
ナポリは5月5日(日本時間)、敵地スタディオ・フリウーリで行われたセリエA第33節のウディネーゼ戦で1-1と引き分けた。
これで25勝5分3敗の勝ち点80としたナポリは、19勝7分け7敗の勝ち点64で2位のラツィオと16ポイント差とし、残り5試合の時点で優勝を早期確定した。ナポリのセリエA制覇は1989-1990シーズン以来33年ぶりだ。
キム・ミンジェは試合後、自身のインスタグラムを更新。
英語で「僕らがイタリアのチャンピオンだ。この歴史的な瞬間をともにでき、とても幸せで光栄だ。ファン、そしてチームメイトとスタッフをお祝いしたい。ナポリを応援してくれたすべての人たちと、この喜びを分かち合いたい」と綴るとともに、最後にイタリア語で「Grazie Napoli!(ありがとう、ナポリ!)」と感謝を伝えた。
また、「韓国にいらっしゃるファンの皆さん」と題して韓国語でも投稿。次のように綴っていた。
「皆さんからいただいた応援のおかげで、もっと頑張ることができたシーズンでした。シーズンはまだ終わっていませんが、優勝を確定することができて嬉しく、幸せに思います。試合が早朝にあって観るのが大変だったと思いますが、いつも応援してくださったことにもう一度感謝いたします」
「この栄光を韓国にいるファンの方々にも伝えたいですね。韓国人としてイタリアリーグで優勝し、韓国をまた知らせることができて本当に幸せです。言葉では表現できない喜び、栄光、幸せすべて、皆さんが応援してくださったおかげです」
「自分ができることはピッチで見せることだけです。もっと発展できますし、発展することでしょう。これからもたくさんの応援をよろしくお願いします。ありがとうございます」
なお、韓国人選手が欧州5大リーグと呼ばれるイングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスで優勝を果たしたのは、マンチェスター・ユナイテッド所属でプレミアリーグを4度制した元韓国代表MFパク・チソン氏、2018-2019シーズンにバイエルン・ミュンヘン所属でブンデスリーガ優勝を経験した韓国代表FWチョン・ウヨン(23、現・フライブルク)以来3人目。
また、アジア人のセリエA優勝は2000-2001シーズンにローマ所属でトロフィーを掲げた元日本代表MF中田英寿氏以来、22年ぶり2人目となる。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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