サッカー韓国代表の攻守の要であるDFキム・ミンジェ(26、ナポリ)とFWソン・フンミン(30、トッテナム)の間に“不仲説”が浮上した。
去る3月28日、ソウルワールドカップ競技場で行われた韓国代表対ウルグアイ代表の国際親善試合の後、キム・ミンジェは報道陣の取材にこう語った。
「メンタル的にかなり厳しい状態だ。代表チームより所属チームにだけ気を使い、集中したい。サッカー的にも体も大変だ」
この発言をめぐり、韓国国内では「キム・ミンジェが代表引退を示唆した」と解釈されるなど波紋が広がった。ただ、キム・ミンジェ本人がすぐに引退の意志ではないことを釈明し、事態の収拾にかかった。
キム・ミンジェは翌日、ナポリに復帰するためイタリアへと出発したが、自身の発言に対する言及はなかった。しかし結局、自身のインスタグラムを通じて、当時の発言に対する立場を次のように明らかにした。
「私は代表選手をしながら一度も最善を尽くさなかったり、国家代表チームのリストに名前を載せた時、国家代表チームの試合に先発出場する時、ただ一度も当たり前に思っていなかったし、軽い怪我があるという理由で、飛行時間が長いという理由で、試合が多くて体が大変だという理由で頑張らなかった試合はありません」
「すべてを注ぎ込み、死ぬほど走りました。昨日のインタビューで、私が太極マーク(韓国国旗)をつけてプレーした49試合はなくなり、太極マークの意味と重さとすべてを知らずに軽く考える選手になってしまいました」
「メンタル的に崩れたという話は競技場での負担感、自分はいつも頑張らないといけないという責任感、守備手として失点した時の失望感などが大変だったことをお伝えしたかったです」
このような釈明により、キム・ミンジェの代表引退騒動は一時的なハプニングに終わると思われたが、新たな議論が巻き起こった。今度はキム・ミンジェと韓国代表キャプテンのソン・フンミンの間で、インスタグラム上での“アンフォロー”騒動が起きたからだ。
ソン・フンミンは29日、自身のSNSで「国のためにプレーするということ、サッカー韓国代表のユニホームを着るということは、常に誇らしく光栄なことです。久しぶりにホームゲームを戦って、サッカーが受けている愛を改めて感じることができました。またグラウンドでお会いしましょう」と、韓国サッカーファンに再会を約束した。
この直後、キム・ミンジェとソン・フンミンのインスタグラムアカウントがお互い“アンフォロー”されていることが明らかになった。
長い歳月をともに過ごした代表チームメイト同士が、お互いのアカウントをアンフォローするのは極めて珍しいことだ。
一部では、キム・ミンジェの方からソン・フンミンのアカウントを遮断したという主張もある。ソン・フンミンが過去にキム・ミンジェの投稿にした「いいね!」の履歴がすべて消えたためだ。
ただ、新たに確認したところ、現在はキム・ミンジェとソン・フンミンがお互いのアカウントをフォローしていることがわかった。
キム・ミンジェの代表引退騒動に続き、主力同士の“不仲説”に揺れた韓国代表だが、ひとまず事態は収まった模様だ。
(記事提供=OSEN)
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