大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)が4打数2安打2得点を挙げ、侍ジャパンの決勝進出を導いた。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表は3月21日午前(日本時間)、フロリダ・マイアミのローンデポ・パークでメキシコとの準決勝に臨んだ。
大谷は1回の初打席でフルカウントの末、見逃し三振に終わり、4回は中飛に終わっていた。しかし6回、先頭打者として左前安打で初ヒットを放つと、7回には二死一塁の状況で四球を選び、出塁に成功。続く吉田正尚(29、ボストン・レッドソックス)が3ラン本塁打を放ち、日本は得点に成功した。
そして大谷は4-5でリードされていた9回、先頭打者として右中間二塁打を放った。吉田正尚が四球を選び、一二塁のチャンスを掴むと、日本ベンチは吉田の代わりに周東右京(27、福岡ソフトバンクホークス)代走で投入する勝負に出た。
打席には村上宗隆(23、東京ヤクルトスワローズ)。今大会、深刻な不振に苦しんできた村上は、中堅手を越えるフェンス直撃二塁打で6-5サヨナラ勝ちをもたらした。
役者がしっかりと活躍し、劇的な勝利を収めた日本に韓国も脱帽状態だ。
韓国のポータルサイト「NAVER」には、以下のような見出しの記事が並んでいる。
「“第9回脚本のないドラマ”の足場を築いた大谷、いよいよWBC決勝ステージ進出」(『OSEN』)、「村上がついに爆発した! 日本、メキシコを破ってWBC決勝行き…米国と正面対決」(『スポータル・コリア』)、「村上サヨナラ打、メキシコ戦で6-5の逆転劇を演出…14年ぶりの決勝行き」(『エックスポーツ・ニュース』)と題して日本の決勝進出をいち早く報じている。
メキシコとの準決勝に勝利した日本は、明日22日にアメリカとの決勝に臨む。
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