この日、先発出場したムン・ソンミンは後半28分、ゴール前の混戦の状況から右足で巻いたシュートを放ち、先制ゴールを決めた。直後の同30分には、FWチョ・ギュソン(25)のシュートを相手GKが弾いたこぼれ球に詰め、追加点を挙げた。
全北現代はムン・ソンミンの活躍に支えられ、今シーズン初勝利を記録した。
Kリーグ1第3節のベストマッチは、11日に水原総合運動場で行われた水原(スウォン)FC対水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスの試合だ。
2023年シーズン初の“水原ダービー”は、FWイ・グァンヒョク(27)、ブラジル人MFムリロ・エンリケ(28)のゴールで水原FCが先に2点リードするも、水原三星も後半23分に元徳島ヴォルティスのFWキム・キョンジュン(31)の得点で1点差に迫るなど白熱の展開となり、最終的に水原FCの2-1勝利で幕を閉じた。
水原FCはこの日の試合で、シーズン初勝利とともに第3節のベストチームにも選ばれる二重の喜びを味わった。
Kリーグ2第3節のMVPは、全南(チョンナム)ドラゴンズのブラジル人MFバルディビア(28)だ。
バルディビアは11日、木洞(モクドン)総合運動場で行われたソウルイーランドFC対全南の試合で後半36分に決勝ゴールを決め、チームを1-0の勝利に導いた。
この日の勝利で、全南は開幕3試合目にしてシーズン初勝利を記録した。
ベストマッチは12日に天安(チョナン)総合運動場で行われた天安シティFC対富川(プチョン)FC 1995の試合だ。同日の試合はDFキム・ソンホ(21)、MFソン・ジンギュ(25)、FWアン・ジェジュン(21)のゴールで、富川が3-0の大勝を収めた。
天安戦の勝利で2連勝を達成した富川はベストチームに選ばれた。
なお、ベストイレブンには元サガン鳥栖のブラジル人DFニルソン(33)も選出された。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:ジェルソ・フェルナンデス(済州ユナイテッド)、ラルス・フェルトワイク(水原FC)、チュ・ミンギュ(蔚山現代)
MF:ムン・ソンミン(全北現代モータース)、イ・チョンヨン(蔚山現代)、メン・ソンウン(全北現代モータース)、イ・グァンヒョク(水原FC)
DF:ハリソン・デルブリッジ(仁川ユナイテッド)、ラクラン・ジャクソン(水原FC)、チョン・テウク(全北現代モータース)
GK:ノ・ドンゴン(水原FC)
―Kリーグ2
FW:アン・ジェジュン(富川FC 1995)、ジョナタン(FC安養)
MF:パウリーニョ(忠北清州FC)、パク・サンヒョク(城南FC)、バルディビア(全南ドラゴンズ)、レオナルド・プラナ(全南ドラゴンズ)
DF:キム・ソンホ(富川FC 1995)、ニルソン(富川FC 1995)、キム・テハン(金浦FC)、キム・ミョンスン(忠北清州FC)
GK:イ・ボムス(富川FC 1995)
(文=ピッチコミュニケーションズ)