大谷が開幕投手を務めることで、10日に行われる韓国代表戦はダルビッシュ有(36、サンディエゴ・パドレス)が先発登板する見通しだ。
予想されていたことだ。日本メディアは以前から、侍ジャパンの1次ラウンド4試合の先発投手が確定したと報じてきた。
初戦の中国戦は大谷、続く韓国戦はダルビッシュが投げ、11日のチェコ代表戦は佐々木朗希(21、千葉ロッテマリーンズ)、12日のオーストラリア代表戦は山本由伸(24、オリックス・バファローズ)が投げるローテーションと予想してきた。
大谷が韓国戦ではなく中国戦で投げるのは、大会初戦という象徴的な意味合いもあるようだ。ある日本人記者は「日本の初戦で大谷を前面に出すと聞いている」と語る。
また、1次ラウンド以降の準々決勝、準決勝、そして決勝まで見据えたチーム戦略という理由もある。
侍ジャパンは準々決勝に進出した場合、1次ラウンドの順位に関係なく、16日に試合を行う。そして準決勝に進めば、20日に試合を行う日程だ。
大谷が9日の中国戦で投げた後、準々決勝(16日)まで6日間は十分に休息を取ることができる。ダルビッシュは韓国戦以降、準決勝(20日)で登板できる。
大谷は去る6~7日に京セラドーム大阪で行われた阪神タイガース、オリックス・バファローズとの強化試合に打者としてのみ出場した。指名打者として出場した大谷は、阪神戦で3打数2安打2本塁打6打点2得点、オリックス戦で1打数1安打1四球2得点を記録した。
「まだ時差ぼけで体調が100%ではない」とも話していた大谷だが、2試合で打率0.750、OPS(出塁率+長打率)は驚異の3.050と、怪物のようなスタッツを残した。
大谷は侍ジャパン合流前、1日に行われたオークランド・アスレチックスとのオープン戦で先発登板した際、最速158kmを記録。2回1/3を投げて2四球2奪三振の無安打無失点の好投を見せていた。
(記事提供=OSEN)