韓国出身で移民者の母クァク・ギョンア氏と、アメリカ人の父のジョン・エドマン氏の間に生まれたエドマンはアメリカ国籍だが、WBCは両親の祖国から片方の国を選んで出場することができる。
そのためエドマンは昨年、韓国野球委員会(KBO)の要請を受けて韓国代表としてプレーすることになった。韓国野球の歴史上、外国籍の選手が代表に選ばれたのはエドマンが初めてだ。
2019年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビューしたエドマンは、通算459試合で打率0.269、471安打、40本塁打、175打点、274得点、79盗塁、OPS0.732を記録している。
攻撃面では二桁本塁打、二桁盗塁を記録しており、2021年シーズンにはナ・リーグの二塁手部門でゴールデングローブを受賞するなど守備も上々だ。
そんなエドマンは韓国代表で、キム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)と二遊間を組む見通しだ。エドマモンもキム・ハソンを「良い選手」と評価しており、二遊間コンビへの期待を示している。
ほかにもカージナルスでともにプレーしたことがあるキム・グァンヒョン(SSGランダース)との再会も期待した。
本日韓国を訪れたエドモンは同日、ソウル麻浦区(マポグ)に設けられた代表宿舎に移動し、2日にはソウル高尺スカイドームで行われる代表公式練習で初練習に臨む。韓国に住んでいる母方の祖母とは、トレーニング期間中に食事をする計画だという。
一方、エドマンの韓国代表合流にメジャーリーグとカージナルスの監督も期待感を示している。
メジャーリーグ公式ホームページの「MLB.com」は2月28日(日本時間)、「エドマンが27日に出国を控えているにもかかわらず、球場で練習をした」と明らかに。そしてカージナルスのオリバー・マーモル監督も「エドマンは前日(26日)オープン戦に出場し、今日(27日)荷物をまとめて空港に行ってもよかった。しかし、エドマンは今日も練習に参加した。本当に献身的な選手だ」と褒め称えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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