途中出場に「気分が良いわけではない」…韓国代表ソン・フンミンが心境吐露、その理由は?

「途中出場で気分が良いわけではない」

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トッテナムは2月20日(日本時間)、本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたプレミアリーグ第24節のウェストハム・ユナイテッド戦を2-0で勝利した。

これで勝ち点を42に伸ばしたトッテナムは、1試合未消化のニューカッスル・ユナイテッド(勝ち点41)を上回り暫定4位に浮上。直近の公式戦2連敗も脱した。

出場4分でゴールも謙遜「同僚たちが…」

この日、韓国代表FWソン・フンミン(30)はベンチスタートだった。トッテナムはイングランド代表FWハリー・ケイン(29)、スウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキ(22)、ブラジル代表FWリシャルリソン(25)が攻撃陣で先発した。

ソン・フンミンはチームが1-0とリードした後半23分、リシャルリソンとの交代でピッチに足を踏み入れた。

そしてわずか4分後の同27分、今季リーグ戦5点目となるゴールに成功した。後方からのロングボールをケインが相手DFと競り合いながらキープすると、DFラインの背後に抜け出したソン・フンミンにスルーパス。最後はGKとの1対1を右足で冷静に流し込み、追加点を記録した。

(写真=現地通信員撮影)ソン・フンミン

試合後、ミックスゾーンで取材に応じたソン・フンミンは「(ケインが)空中のボールを競っていたとき、ずっと予測していた」とし、次のように得点シーンを振り返った。

「ケインのパスが良かったし、タッチも良かった。タッチが得点につながる最も重要な役割を果たしたと思う。1-0は安全なスコアではないだけに、その状況で出場してチームを助けることができて本当によかった」

これまで着実に先発出場してきたソン・フンミンにとって、自身のベンチスタートはどこかぎこちなかった。

「実際、(途中出場で)気分が良いわけではない」と率直な思いを口にしたソン・フンミンは、「どんな選手であれ、試合でベンチスタートとなるのは当然気分が良いものではない。その状況でどう思うかが最も重要だと思った。試合を観ながら、どうすればもっと試合が良い展開に進むかをずっと考えていたが、それが役に立った。ただ、当たり前になってはいけないと思う。交代で投入され得点することはかなり難しいことだ。運良く同僚たちが上手く作ってくれたことだ」と強調した。

そんなソン・フンミンは最近、イギリスメディア『デイリーメール』とのインタビューで、今季の不振についてチームとファンに謝罪した。

ソン・フンミンは「一つのゴールで申し訳ない気持ちと感謝の気持ちが変わるのであれば、あまりによこしまな考えだ」とし、「足りない部分に対して申し訳ない気持ちになるのは仕方ない。サッカーは確かに簡単なことではない。スタジアムに来てくれる韓国のファンの方々にとって、どうすれば自分がもっと誇らしく、お互いに力をもらえるか考えている。勝ち抜くのは選手としてやるべきことだ。幸せな一日を作ることが一番重要だと思う」と、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを同時に表していた。

なお、トッテナムは次戦、来る26日にホームでプレミアリーグ第25節のチェルシー戦を戦う。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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