そんなキム・グァンヒョンは、翌2009年にはWBC準優勝を経験。以降も2014年仁川(インチョン)アジア大会金メダル、2015年WBSCプレミア12優勝にも貢献した。そして今回、2019年プレミア12以来、4年ぶりに韓国代表メンバーに選ばれた。
「代表には4年ぶりに復帰する。リストを見ると、(ヤン・)ヒョンジョンと自分が代表投手陣のなかで最年長だった。後輩たちとともに大会に出場できることだけでワクワクする。後輩を上手くリードしなければならないという責任感も感じている」とキム・グァンヒョンは言う。
続けて、「自分が出場した大会は韓国代表の成績が良かった。こうしたジンクスを今回も続けたい。投手陣がチームの役に立てるよう、後輩たちに気を配り、良い成績を収められるよう最善を尽くしたい」と強調した。
大会本番に向けてコンディション調整も順調なようだ。「1月に沖縄でランニングとキャッチボール、ウェイトを中心にトレーニングを始め、ピッチングの強度も少しずつ上げた。代表に合流する14日まで体をしっかり作る」とキム・グァンヒョンは説明した。
自身にとって2009年大会以来14年ぶり、2度目の出場となる今回のWBCで期待するはアメリカ代表との対戦だ。というのも、キム・グァンヒョンは2020~2021年にセントルイス・カージナルス所属で米メジャーリーグを経験したからだ。
「特別に対戦したい選手や国を挙げるというより、アメリカにいた当時チームメイトだった選手たち、対戦相手だった選手たちと対戦できれば面白そうだ」と、キム・グァンヒョンは笑顔で語っていた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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