【韓国の視点】元日本代表監督ハリルは「不安要素アリ」 “疑問”拭えない韓国代表の新監督候補

まず、ボルダラス氏は30年近い指導者生活をスペイン国内、それもクラブチームでしか送っていない。代表を率いた経験はゼロだ。

クラブと代表は特性が違う。シーズン通して選手と息を合わせるクラブと、短期間、限られた招集で試合を戦わなければならない代表とでは、異なるリーダーシップと指導方式が必要という意味だ。

仮にボルダラス氏を新監督に選ぶのであれば、試行錯誤は今まで以上に多くなるだろう。

ハリルホジッチ氏は代表監督の経験こそ豊富だが、W杯以降で「下り坂を歩んでいる」という評価もあり、懸念される人物だ。

失敗の理由は大半が選手との関係悪化だった。日本でもそうだったし、2019~2022年に指揮を執ったモロッコ代表でも主力と軋轢が生じ、カタールW杯開幕3カ月前に辞任した。

比較的穏やかで従順な韓国人選手の特徴を考慮しても、過去の経歴を見る限り、ハリルホジッチ氏は不安要素を抱えていると判断しなければならない。

現在取り上げられている人物は“重み”が落ち、特に魅力的ではないというのが事実だ。

KFAが今後どの候補とさらに接触するのか、そして最も重要な交渉で成功できるかは不透明だ。それでも選手の要求、大衆の要求を満たすためには、単なる外国人監督ではなく、十分な国際競争力を兼ね備えたリーダーを探さなければならない。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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