11大会連続12回目のワールドカップ出場を決めた韓国代表の選手たちに、計3億円弱の報奨金が支給されることがわかった。
韓国サッカー協会(以下、KFA)は9月2日、ソウル鍾路区(チョンノグ)のサッカー会館で2025年度第9回理事会を開き、2026年北中米W杯本大会出場に貢献した韓国代表選手に支給する報奨金の詳細を確定した。
KFAはアジア最終予選突破に伴う報奨金として計27億4640万ウォン(日本円=約29億円)を支給する。支給対象は最終予選10試合で招集された選手54人のうち、KFAが定めた支給の最小基準を満たす39人だ。
39人には最終予選における貢献度に応じて、1億ウォン(約1063万円)、8000万ウォン(約850万円)、6000万ウォン(約638万円)、2500万ウォン(約265万円)、1500万ウォン(約159万円)がそれぞれ支給される。
KFAは前回のカタールW杯で本大会出場を決めた際、各選手の貢献度に応じて4つの等級を定め、30人の選手に報奨金を支給した。ただ、今回からはより多くの選手が報奨金を受け取れるようにすべく、等級を「4つ」から「5つ」に拡大するなど支給の最小基準を緩和した。
コーチ陣に対しては、上記の金額とは別に契約条件に応じて報奨金を支給する。そのほかのサポートスタッフにも、決められた基準に従って報奨金が支給される予定だという。
なお、カタールW杯では本大会の最終エントリー26人に含まれた選手に対し、最低2億8000万ウォン(約2980万円)から最大3億4000万ウォン(約3619万円)の報奨金が支給。バックアップメンバーとして帯同したFWオ・ヒョンギュ(ヘンク)も6000万ウォン(約638万円)を受け取った。
当時はベスト16進出に伴う配当金1300万ドル(約19億円)の50%以上を報奨金とする計画だったが、チーム運営費やコロナ禍によるFIFAからの借入金返済など支出がかさんだ影響で、配当金のみによる支給が困難に。ただ、最終的にはチョン・モンギュ会長がポケットマネーから20億ウォン(約2億円)を捻出したことで、選手たちのもとへ無事に報奨金が渡っていた。
出場チーム数が過去最大の48カ国となる来年の北中米W杯では、選手たちにどれだけの報奨金が支給されることになるだろうか。
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