サッカー韓国代表は、絶好調のファン・ヒチャンを効果的に生かせないだろうか

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結果を出せば出すほど、悩みが増える。

ファン・ヒチャン(23・ザルツブルク)は韓国代表で、より効果的にプレーすることができないだろうか。

ファン・ヒチャンは今季、所属チームで大活躍している。オーストリア・ブンデスリーガで4ゴール6アシスト、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で2ゴール3アシストの計6ゴール9アシストを記録して、早くも攻撃ポイント(ゴール+アシスト)を15に伸ばした。

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また10月になったばかりだが、圧倒的な存在感でザルツブルクの攻撃を導いている。何よりも、チャンピオンズリーグの舞台でも通用しているという事実が励みだ。

ファン・ヒチャンはCLグループリーグ第1戦のヘンク戦で1ゴール2アシストを記録したことに続き、昨シーズンのCL王者リバプールを相手にした第2戦でも1ゴール1アシストの活躍を見せた。特にUEFA最優秀選手となったセンターバック、フィルジル・ファン・ダイクを交わして右足シュートを決めたシーンは、欧州でも大きな話題になった。

まさに絶好調のファン・ヒチャンは、所属するザルツブルクのツートップシステムで輝いている。

ファン・ヒチャンは、主にエルリング・ブラウト・ホランドとツートップを組んで攻撃を導く。ホランドは2000年生まれの新鋭ストライカーで身長194cm、体重87kgの強力なフィジカルを備えた選手だ。

ホランドが最前線の中央に位置し、ファン・ヒチャンが自由に動く形で攻撃の機会を作るのが、最近のザルツブルクのパターンだ。典型的な“ビッグ&スモール”のコンビネーションと見ることができる。2人の組み合わせがフィットするなかで、ザルツブルクはチャンピオンズリーグ2試合で計9ゴールを決めている。

韓国代表の悩みは、この時点から始まる。

ファン・ヒチャン

ファン・ヒチャンはザルツブルクとは異なり、代表チームでは自分の能力を100%発揮できずにいる。ベント監督のもとで出場した11試合で、ファン・ヒチャンの得点はわずか1ゴールだけだ。

原因をファン・ヒチャンの不振に求めることはできない。ファン・ヒチャンは代表チームで、ストライカーとしてプレーする機会が多くなかった。ほとんどがサイドの攻撃手で、さらに9月のジョージア戦ではウイングバックまで担当した。攻撃的なポジションを担うことなく、ゴールからも遠ざかった。

今のコンディションであれば、ベント監督は複数の攻撃の組み合わせを考える必要がある。

韓国代表チームには、ソン・フンミンとファン・ウィジョという優れたFWがいる。彼らとの相乗効果を期待できる適切なフォーメーションを構成すれば、ベント・コリアの攻撃力を大幅に引き上げることができる。

複数の選択肢がある。まず、ファン・ウィジョとファン・ヒチャンをツートップとして起用し、ソン・フンミンをサイドや2列目に使う方法だ。また最初からスリートップを構成し、攻撃に力を加える戦術も不可能ではない。

ただソン・フンミンもファン・ウィジョも、ホランドのようなターゲット型ストライカーはないため、約束されたパターンプレーを熟知して試合に臨まなければ、戦術的な混乱に陥る可能性がある。さらにソン・フンミン、ファン・ウィジョ、ファン・ヒチャンはいずれも活動量が多く、自由に2列目や裏のスペースに移動するスタイルであるため、役割が重なる恐れもある。

結局、ベント監督が戦術的なアイデアで解決すべき課題である。

ひとつ確かなことは、最近のファン・ヒチャンの攻撃力を使わないのは、あまりに惜しいということだ。CL王者を相手にしても通用していたドリブルと爆発力、決定力を韓国代表で活用できれば、ワールドカップ予選の突破ははるかに容易になるだろう。

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