キム弁護士は「C氏は今日の証言で、公訴事実に関する証言の中には直接見た事実がないものが多かった。さらに争う余地はあるが、被害事実に関して選んで記憶している部分が多いようだ。裁判所が証言の信憑性をどれだけ認めるかがカギになるだろう」と見通している。
続いて「裁判が遅れて残念だ。私たちの側で早く無罪を証明するしかなさそうだ。現在の日程を見ると、5月か6月初めまでは裁判を進みそうだ」と残念そうな表情を浮かべた。
キム弁護士が残念そうな表情を浮かべたのは、この裁判が終わるまで、イ・ヨンハは公式練習に参加したり、試合に参加したりすることができないからだ。春季キャンプはもちろん、オープン戦、レギュラーシーズン序盤はマウンドに戻れない。晴れて無罪宣告を受けられれば直ちに復帰できるが、2022年10月から退屈な8カ月を過ごしたこととなる。
なおA氏の申告によって、強要と暴行などの疑いで軍事裁判を受けたキム・デヒョンは、10日に無罪宣告を受けた。イ・ヨンハと相当部分同じ容疑を受けたため、野球場と学校内で起きたという過酷行為に関しては、イ・ヨンハ側の主張に力が入る可能性がある。