「46%→16%」数字で見る韓国ソン・フンミン不振のワケ…苦戦続きのプレミア得点王

トッテナムは前後半通してアーセナルの攻勢に振り回された。前半14分にGKウーゴ・ロリス(36)のオウンゴールで先制点を与えると、同36分にはMFマルティン・ウーデゴール(24)のミドルシュートで追加点を奪われ、なすすべなく0-2で敗れた。

試合後、『WhoScored.com』はソン・フンミンに評価点5.7点を与えた。オウンゴールを犯したロリス(6.2点)より低く、両チーム含めたなかで最低の評価点だ。

昨季にプレミアリーグ得点王に輝いたソン・フンミンだが、今季はここまで17試合に出場してわずか4ゴールにとどまっている。しかも、4ゴールのうち3ゴールは昨年9月18日のレスター戦で記録したハットトリックだ。

ソン・フンミンは昨シーズン、プレミアリーグ35試合に出場して23ゴールを決め、ゴールデンブーツを抱いた。1試合あたり0.66ゴールだ。ただ、今季は1試合あたり0.24ゴールとふるわない。

シュート数は昨季の軌跡と大差ない。昨シーズンは86本のシュートを放ち、うち57%に達する49本が枠内につながった。枠内シュート数に対する得点比率は46%だ。

「シュート対比枠内シュート比率」は、シーズン半分を消化した今季現在まで似ている。17試合で48本のシュートを試み、このうち半分の24本が枠内だった。昨季と大差がないだけでなく、2015年のトッテナム加入以降の平均シュート対比枠内シュート比率(550本中255本、46%)より高い。

しかし、「枠内シュート対比得点比率」は16%(シュート24本で4ゴール)にとどまっている。得点王に輝いた昨季より30%も減少した。

(写真提供=AP/アフロ)アーセナル戦のソン・フンミン

シーズン序盤は相手DFの集中的なけん制に苦しんだ。さらには昨年11月の試合中に眼窩骨折の重傷を負い、手術した影響で、最近までフェイスガードを着用してプレーした。試合視野が制限的で、プレーに集中しなければならない瞬間に様々な不便を感じ、決定力にもネガティブな影響を及ぼしたという見解もある。

このほか、左ウィングバックの役割を担うMFイヴァン・ペリシッチ(33)と相反するテンポを言及する人も多い。

ペリシッチは攻撃的性向が強い選手だが、加入以降から左ウィングのソン・フンミンと動線が重なり、問題点を露呈してきた。アーセナル戦でもペリシッチは後半から投入されたが、終了間際のカウンターのチャンスでソン・フンミンとパスのタイミングが合わず、残念さを表していた。

あらゆる面で厳しいシーズンを余儀なくされているソン・フンミンだ。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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