今季の韓国Vリーグ女子部の“年俸クイーン”は、韓国を代表するブロッカーであるセンターのヤン・ヒョジン。
現代建設ヒルステートに所属するヤン・ヒョンジンは、2013-2014シーズンから年俸クイーンの座にあったが、今季は年俸3億5000万ウォン(約3500万円)で7年連続の年俸女王になった。
このヤン・ヒョンジンと並んで今季の年俸クイーンとなったのが、“国産大砲”パク・ジョンア。昨年の世界バレーで活躍し、昨季Vリーグでも所属する韓国道路公社ハイパスを準優勝に導いたこともあって、年俸が40%もアップした。3億5000万ウォン・プレーヤーとなっている。
2人に続くのが、昨季VリーグでMVPに輝いたイ・ジェヨン。イ・ジェヨンは所属する興国生命ピンクスパイースに10年ぶりの優勝をもたらす原動力にもなったこともあって、昨季から年俸が約80%アップ。3億2000万ウォン(約3200万円)となっている。
以上がトップ3で、そのあとに続くのがキム・ヒジンの3億ウォン(約3000万円)、キム・スジの2億7000万ウォン(約2700万円)。イ・ジェヨンの双子の妹のイ・ダヨンは、年俸1億8000万ウォン(約1800万円)で、辛うじてトップ10に入っている。
この年俸金額が高いか安いかを判断するのは難しいが、今季Vリーグは現時点で6チーム計86人の選手が登録されており、今季は平均年俸が約9300万ウォン(約930万円)となっている。
2014年度の平均年俸が7130万ウォン(約713万円)だったことを考えると、選手の待遇面が向上していることは間違いないだろう。
ちなみに、現在はトルコのエジザージュバシュに属する韓国のスーパーエースであるキム・ヨンギョンの年俸は非公開だ。ただ韓国では、推定130万ユーロ(約1億5389万円)は下らないといわれている。まさに年俸もケタ違いだ。
いずれにしても、国内Vリーグが盛り上がるなかで、今回のワールドカップを迎えた韓国女子バレー。ライバル日本、そして1.5軍とはいえ世界ランキング1位のセルビアに5年ぶりに勝利するなど、成果もあった。
その勢いで国内リーグもさらに白熱するのか、注目したい。